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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

日本人の顔

「日本人の顔」という本を読んでいる。縄文土器と弥生埴輪の、明かに異なる顔相の解説から始まり、徳川家に綿々と続く鼻高・うりざね顔の理由、般若、ひょっとこ、お多福、仏像の顔、、など、次々に展開される話がとても面白い。


イケメン。目鼻立ちがハッキリし、そのバランスが良い男のことだが、総じて縄文系の顔。そしてそのベクトルの先には、ヨーロッパ系の顔に行き着く、という説を読んだことがある。人類はアフリカに発生し、ヨーロッパからアジアへ流れた、かどうか知らないけど、その彫りの深い顔はワールドスタンダードとして人類の記憶に染み付いているらしい。モンゴル系の寒さに強い幅広い顔になった今でも、ワールドスタンダードへの回帰願望は強く、その現れがイケメンへのあこがれとなっているんだとか。


左横顔と右横顔。感情などを支配している右脳は左顔に表れる。左脳は言語・知性・論理をコントロールしており、あえて言えば社会性の顔を右顔に表す。だから、タレントは左顔からのショットを好むし、政治家などは右からのショットが多いらしい。これからは芸能人の写真をこういう見方で眺めてみよう。


さて、ボクの顔はどうなんだろう?
写真は奈良東大寺から二月堂への道。大好きなアングルのひとつ。
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# by ozawa-sh | 2008-01-25 22:30

面接

学生時代、そして勤めてからも10年くらい夢中になったフルート。「京都バロックアンサンブル」という室内楽団まで作って活動していた。今の、スポーツに夢中おざっちからは想像できないほどの音楽青年だった。子どもの名前にも「笛」というひと文字を入れたくらいだから、かなりの熱の入れよう。バイオリン、ビオラ、チェロ、フルート、オーボエ、クラリネット、チェンバロなどの仲間が知らぬ間に集まって演奏活動をやっていた。しかしいつしかバラバラになり、ボクもフルートから疎遠になってしまった。30年ぶりにフルートを再開した理由は先日のブログにも書いたが、熱くなりやすい性格ゆえ、本格的にやろうと先生を見つけて習うことにした。今の気持ちを逃したら二度とできないと思う。


今日はその先生との面談があり、朝から緊張しまくりであった。ネットで調べると、可愛い先生だったので、よけいだった。楽器もかなりくたびれているので見てもらうつもりで持っていった。仕事を引け、会社近くのレッスン場に行った。ノックしようと部屋の外に立つと、中からピッコロの音が聞こえてきた。思わずノックしそびれ、立ちんぼになってしばらくその甲高い音に耳を傾けていた。うまい。


やがておもむろにドアを叩き、中を覗いてみると、可愛い小柄な女性がピッコロを手に立っていた。さっそく挨拶をし、テーブルに向かい合って話をした。ボクの楽器を吹いてもらうと、やはりかなり痛んでいるようで、「オーバーホールした方がいいですね」ということになり、先生に預けることになった。ちゃんとした楽器で練習したいから、ここは投資せねばならない。といっても思ったより安いみたいだ。レッスンは平日ならいつでもOKということで融通がきく。ボクのように仕事で遅くなる場合でも対応してくれるとのことで、この先生に決めることにした。


二度と吹かないと思っていたフルートだが、いよいよ再開。なんだか新しい世界に一歩踏み込むような気持ちでワクワクの今日この頃である。
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# by ozawa-sh | 2008-01-23 23:02

白抜き大文字

大文字が反転していた。いつもなら白い地面に黒い文字なのだが、今日はボクらの業界で言うところの「白抜き反転文字」になっていた。ちなみに普通の黒い文字のことを「彫り上げ」と言う。これは凸版印刷時代の名残で、版画のように活字が盛り上がっているから。
ということで、雪が火床に積もったのでこうなった。


今日のトレーニングは、昨日のシクロの疲れを取り、固まった筋肉をほぐす意味でストレッチ中心。あとは腹筋とバランスボール。5キロのダンベル体操。汗も出ないが、一応シャワーを浴びて終了。今日は定期購読しているサイクルスポーツを出入りの本屋が持ってきてくれた。パラパラとページをめくって目を通した。ちなみに定期購読している雑誌は「サイクルスポーツ」「ビーパル」「ラジオ英会話」。以前は「カヌーライフ」をとっていたのだが、段々と競技よりレジャーカヌーの割合が多くなり、止めた。しかしカヌーライフも今月号で休刊となった。唯一のカヌー雑誌だったのだが、やはり商売上合わないのだろう。
昔カヌーをやっていた頃は、毎号リザルトにボクの名前が載っていた時期もあったのだが、、。
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# by ozawa-sh | 2008-01-21 21:24

体力勝負

関西シクロ第8戦、桂川大会に行ってきた。結果は例によって惨憺たるものだったが、チェンライに向けてよいトレーニングになった。朝7時唐橋にてサノさんの車にピックアップしてもらう。サノさんは前回のレースで優勝したので、今日からC2で走ることになり、張り切っている。高速を使ってアッと言う間に到着した。車外に出たとたん、すごい寒さ。しかも河原なのでよけい寒い。空はどんよりと曇り、嵐山方面の山々には厚い雲がたれこめていた。午後から雨が降るとの予報だった。


受付を済ませ、着替える。ゼッケンを着けると「さあ!」という気持ちになってくる。まずは試走に出た。平坦路から堤防を上がったり下りたりのコースになるのだが、斜面を走るところが滑るのでおもったように走れない。案の定滑ってしまい、右ブレーキが曲がってしまった。で、いよいよ本番レース。ボクの出るクラスはマスター。10時50分にスタートだ。マスタークラスは40歳以上なのだが、ボクとの差は大きい。勝てるわけがない。


スタートラインに並び、ピストルの合図を待つ。スタート!いつもながら、この瞬間だけは緊張する。まずは平坦路を飛ばす。しかしここですでに抜かされていき、後を追う。いくつかのカーブを曲がり、いよいよ堤防のアップダウンに入る。勢いをつけて急斜面を上るのだが、前で人がつまっていて足をついてしまう。水平なところはデコボコだし、滑りやすいので全然スピードが出せない。タイヤのグリップを信じるしかない。いくつかのアップダウンを繰り返し、崖のような下りを一気に下りる。前転しそうで恐い。ようやく平坦な部分に出て、ダンシングしながら加速するが、周回ごとに力が入らなくなってくる。すると前方にシンさんの赤いジャージが見えた。おかしいなあ、ボクよりずっと前を走っていたハズなのに、と思いつつ彼を追う。ついに堤防でシンさんを抜かす。呼吸も上がり、最後はもうヘロヘロになってゴール。先日のデュアスロンよりしんどかったかもしれない。
ゴールしたしんさん曰く、「チェーンが二回もはずれたんです」とのこと。そうかメカトラは仕方ないなあ。


続々と我がストラーダのメンバーが出場し、がんばっている。しかしそのうち細かい雨が降り出し、そんな中のレースにサノさんが走る。斜面がドロドロになり、スリップ続出。見ている方が面白いレースとなった。「こんなしんどいの、始めてやわ!」と言いながらサノさんが帰ってくる。


帰りはつっつんの車に乗せてもらい帰宅。少しフルートの音階練習をしたが、さすがに疲れていてすぐに練習中止。楽器もやはり体力がいることがよーく分かった。(なんじゃ、そりゃ!?)


(写真)zattiさんより提供。
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# by ozawa-sh | 2008-01-20 21:19

サンパツ

朝寝坊して起きたのが9時近かった。しかし10時にはMTBに乗ってNトレールを目指す。今日はM寺の裏も回り、8の字コースを走るつもり。しかしその前に、駅前にある散髪屋に立ち寄ることにした。2カ月ぶりである。


散髪屋に入ると、オレンジの服と、赤いヘルメットをかぶったボクに注目が集まる。かまわず、「全体に短く。特にうしろの方ね。あ、こめかみは少し残しぎみで。」と注文する。最近薄くなってきた髪の毛を、いかにかっこよく見せるか、それが問題だ。若い頃はなーんにもそんなことを気にしなかったのになあ、、。たまたま前回、納得のいくカットをしてくれたオバチャンに当たったので、ラッキー、と思った。注文をよく聞いてくれて、丁寧な仕事をしてくれる。「地肌が透けん程度に切っといたしね」とうれしいことを言ってくれる。やっぱりこのオバチャンにしてよかった。


なぎさ公園を走る。渡り鳥が湖面にじっと漂っている。湖西の山々、遠くには伊吹山だろうか、真っ白に光っている。冬はこうでなくちゃ。お昼になったのでベンチに座っておにぎりを食べる。背中を太陽が暖かく照らしてくれる。今日は明日のシクロに疲れを残さない程度に軽い負荷で走るつもり。小関越えの途中から右のトレールに入った。残雪が道端に白い。その中に赤い野いちご。自然の色合いが美しい。道が整備されたようで、以前より走りやすかった。小さな峠を越え、M寺の境内までダウンヒル。


再び小関越えを上り、Nトレールに入る。高度が上がるに従って両側の雪が多くなり、タイヤにくっつく。汗だくで三角点のある頂上に到着。琵琶湖を一望する絶景は何度見ても感動する。ダウンヒルに入る。ここからがMTBの楽しみである。と同時に集中しなければならない。すると向こうから普通のかっこうをしたオジサンがMTBもどきのバイクを押して上がってきた。このトレールのことはよく知っているようで、二言三言交わして別れた。珍しいことだ。すると今度はハイカーの人と遭遇。いつもは人に会わないのに、今日はどうしたことだ。


快適なトレールを飛ばし、東海自然歩道に入る。気温がグッと下がってきたようで、手足が冷える。1号線に出、浜大津へと走る。再びなぎさ公園をたどって帰宅した。
さて、明日は桂川の河川敷でシクロクロスのレース。今日の疲れが残ってないといいんだけど。
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# by ozawa-sh | 2008-01-19 20:32