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おざっちの笛吹き日記

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北京のコース

オリンピック種目の中で施設に一番金がかかるのは、カヌースラロームだと聞いたことがある。ミュンヘンオリンピックで初めて人工コースが建設されたが、その当時のコースは自然の川をせき止め、そこからバイパスのようにコースを造った。しかしバルセロナからは、ポンプで水を汲み上げ、コースに流すという、まさにウォータースライダーの、どでかいやつを造るのがあたりまえになった。自由なコースを設計できるし、水量を調節できるので、天候に左右されることがないというメリットがある。そして自然の川だとたいていワンウェイなので、下流でゴールしてからカヌーを上流へ運ぶのが大変なのだが、人工コースでは、ゴールをスタートの近くにするよう設計できるので、その手間が省けるというメリットがある。しかも選手はスキーのリフトよろしく、カヌーに乗ったまま、ベルトコンベアーでスタート地点まで運んでもらえる。しかし人工コースは建設費とポンプがすごく高額らしい。


北京オリンピックでも写真(C2出場の長尾寛征選手のブログより転載)のホワイトウォーター・スタジアムが造られ、過去もっとも難易度が高いコースらしい。世界、特にヨーロッパには人工コースがたくさんあって、上記のミュンヘン近くのアウグスブルグ、チェコ、スペイン、イギリス、シドニーその他の国にもあると思われる。残念ながら日本にはまだない。造られるといううわさは何度もあったのだが。中国はオリンピック選手養成のために、各地に8つも造ったそうな。まさに国家事業だね。


川の造成から各種施設まで、これだけ手間と金のかかる種目はないし、見ても迫力満点で面白いカヌースラローム競技。テレビでも是非やってもらいたいもんだ。


今日は昼まで仕事。暑い中、帰宅してひと休みしてからロードのトレーニングにでかけた。今日はなんとなく気持ちが乱れている感じがあって、事故らないよう、集中することを心がけた。今のボクには体を動かすことが一番だ。
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# by ozawa-sh | 2008-08-10 00:20

お約束 琵琶湖花火大会

本日の朝はスッキリお目覚め。今日こそは朝練に行かねば!といいうか、「走りたい!」という気持ちの方が大きい。さっそくジャージに着替えて外へ飛び出す。「あ、またグローブするの忘れた!」と再び家に引き返す。朝からセミの大合唱の中、団地の坂を下っていく。今日は「お達者倶楽部」とは別の「ひとり朝練」。別名「こそ練」である。いつものコースをいつものペースで走った。


夜は「琵琶湖花火大会」。毎年ストラーダの仲間と一緒に鑑賞するのだが、昨年は近くまで行ったものの、すごい人混みで、ついに会えず。今年こそ皆と見たいと思い、事前に場所を聞いて行った。仕事帰りに駅から直接自転車で行くことに。すんなり皆さんと会えた。つっつんがシートで場所どりしておいてくれ、それもすごく広い「敷地」で、寝そべって見ることができた。琵琶湖花火大会をこれだけ楽しんだ年も、今までなかったような気がする。花火のフィナーレは華々しく、今年はなかなか演出が良かった。


帰りしなは、人で一杯で、とてもじゃないけど自転車で走れない状態。膳所公園を過ぎたあたりから、少しずつ乗れるようになり、最後はだーれもいなくなり、「宴の後」の寂しさが良かった。帰宅したらオリンピックの開会式がすでに始まっており、テレビに釘付けになってしまった。まだ選手入場が続いている。今回はカヌー、カヤックの選手が旗手になっていたりして、たくさん紹介されていたのが印象的だった。日本のカヌー、カヤック選手も、昔同じコースで漕いだり、しゃべったりしたこともある選手で、がんばって欲しいと思う。北京のコースはとにかく過去最難関の激流らしい。見に行きたいな。
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# by ozawa-sh | 2008-08-09 00:05

自己嫌悪

夕べは会社から帰り、夕飯を食べ一息ついてから、カラオケの「シダックス」へ行った。唄うためじゃなく、フルートの練習のため。家での練習は、やはりご近所に遠慮するわけで、萎縮して練習するのはよくない。特にこの時期はどこも窓を開けており、丸聞こえになってしまう。


楽器と譜面と譜面台を持って、シダックスへ行くと、ちゃんと「レンタルルーム」というのがあり、料金も安い。バックグラウンドミュージックも全部消してくれるから、静かな中で思い切り練習できる。60分で500円。しかも半額チケットを持っていたから、250円也で楽しめる。さっそく指定された部屋に入り、楽器を組み立て、譜面代に譜面を乗せて練習開始。バッハのトリオソナタとケーラーの練習曲をタップリ練習した。防音の部屋なのに、少しだけ周囲の音が漏れてくる。ボクの知らない最近の曲や、演歌やらが聞こえる中、バッハが響くのがなんだか変な気がした。


今朝は朝練の日だったが、ononoさんはインターハイで埼玉へ、ダイスケさんは風邪でお休み。で、ひとりでも行こうと思っていた。5時に目が覚め、あと30分寝れるなとウトウトとしていたら、タイムオーバー。7時になっていた。結局朝練はやむなく中止。なんだか自己嫌悪の一日だった。自分を戒めるために、昼休みはジムへ。しかしどうも気が乗らなくて、30分固定バイクに乗り、腹筋をやっておしまい。どうも、先日の丸岡ロードでの死亡事故が、頭から離れず、少なからずボクに影響を及ぼしている。ひと言で言うと、「あまり無理をしてはいけない」という教訓がボクにブレーキをかけているような気がする。「練習しなくちゃ」という気持ちと、「無理は禁物」という相反する気持ちの葛藤がある。


職場の窓からは、秋のような透明な空が。滋賀県方面に巨大な積乱雲。これを夕日が赤く染めて幻想的。自然は偉大な詩人である。ってオレが言っても似合わねー。
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# by ozawa-sh | 2008-08-07 22:46

夕焼け

最近は朝の出勤コースを変更している。理由は駅に着いたときの大量の汗をいかに少なくするか、ということ。なんせ、駐輪場に到着すると、一気に汗が噴き出す。自転車をラックに収めたら、ハンカチで汗を拭き、扇子でバタバタとあおぎ、ズボンのすそを下ろし(半ズボンにして走ってます)、とにかく体を冷やすのが大変である。そこで、もっと楽なコースを、と考え、夏だけ裏道で行くことにした。最初こそ上りになっているが、そこさえ上ってしまえば、あとは駅まで下りなので、汗もひく。それでも駐輪場に着くと汗は出るが、少しはましである。


仕事帰り、駅のホームで待っていると、空はあざやかな茜色に。明日も暑くなりそうだ。
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# by ozawa-sh | 2008-08-06 20:39

丸岡ロードでの事故に思う

先日の丸岡ロードで死亡事故。第一報はストラーダに現地から帰ってきたhide6さんから。「その後のレースがすべて中止になったんです」とのことで、これは亡くなった方もさることながら、主催者も大変だろうなと思った。ボクも数年前にこのレースに参加したことがあるが、特に危険なコースではなかったような記憶があるので、ネットで色々と調べてみた。


48歳の男性で、直線のフラットコースでの出来事。右の電柱に単独で衝突し、胸を強く打ったらしい。理由は分からないけど、推測は色々とできる。
1 非常に暑い日だったので、熱中症で意識が飛んでしまった。
2 脳梗塞か心臓病をおこし、コントロール不能になった。
3 もし集団の中にいたのなら、他車と接触し、ハンドルがふらついて道からはみ出した。
といったところだろう。この日は他にも事故が頻発し、4人が鎖骨などを折るケガをしたとのこと。


色々なスポーツがあるが、自転車競技の事故率というのはどうなんだろう。よくケガの話を聞くのは、柔道やレスリング、相撲などの格闘技。サッカーやラグビーも多い。でも、死亡事故というのはあんまり聞かない。やはり自転車競技、特にロードレースは、人間の力で出せる最高速で勝負するだけに、ひとつ間違えたら命にかかわるということだろう。しかし、怖がっていたら勝負できない。このスリルが人をとりこにする面があることも否めないだろう。今回の事故については、まだはっきりとした原因が分からないから、推測だけで、正しいコメントはできないけど、今後注意しなければいけないことは確かだ。レースを沿道から見ていると、あれだけの集団が、よく接触もせずに走っているなと思うのだが、いざ自分がその集団の中にいると、それほどでもなくなる。むしろ、少しのスキがあれば前へ強引に割り込もうとする。勝負になったときの人間心理とは不思議なものだと思う。


この事故を無駄に終わらせないためにも、今後気をつけて走りたいと思った。
# by ozawa-sh | 2008-08-04 22:38