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おざっちの笛吹き日記

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山の辺の道MTBツアー

ストラーダ奈良店の開設を記念して、地元奈良の人気コース、「山の辺の道」をMTBで走ろう、というイベントを行った。9名が参加。先日までの寒さもどこへやら、春の陽気の中を走ってきた。


現地集合地点である「景行天皇陵」には、すでに3名が待っており、さっそく車からバイクを降ろして準備にかかった。まずは169号線を北上して奈良市内へ。ところが、ボクのバイクがギア飛びし、店長にチェーンコマを抜いてもらったのだが、効果なし。見ると、ギアがかなり減っており、これが原因。購入してからギアなど交換したことがないので、もう限界にきていたのだ。しかし今日はもうこれで走ることに腹をくくってスタートすることにした。重たいギアに入れるとガタンガタンと不愉快極まりない。


天理を過ぎ、やがて奈良市内に入る。高円を右折して、一路白豪寺を目指した。オレンジ軍団が古都を走る様子は道行く人の目をひいたことだろう。しかし道が分からなくなり、とにかく前方に見えている若草山方面へと走ることに。ようやく白豪寺への案内を見つけ、ホッと一息。今日は8人をガイドしているので、責任重大である。だが、白豪寺のスタート地点さえ立てれば、あとは勝手知ったる道である。お寺の横の急坂を上っていく。春霞みの奈良市内が一望できるようになり、先ほどまでの国道の喧騒がウソのようだ。ここからが「北山の辺の道」だ。


いきなり山道に母入り、「おー、いいトレールや!」と皆の声。しかしこれはすぐに終わり、布目ダムへ行く県道80号を横断して、あぜ道に入る。ボクのバイクは相変わらずギヤ飛びを繰り返す。帰ったら交換しよう。山のへりを回りこみ、池の横を走る。そして住宅街の細い道を通り抜ける。「えー、こんなところを行くの!?」と皆の声。そしてゆるいアップダウンを繰り返しながら、弘仁寺を目指す。途中の夜都伎神社でZATTIさんの後輪がパンク。修理後、柳本の時計台のところで昼食とする。道を挟んだ八百屋さんで、バナナを購入。皆で大量のバナナを食べた。暖かい日差しが僕らを幸せにする。やはり皆で走るツアーは準備は大変だが、それだけ楽しい。


弘仁寺の境内をバイクを押してそっと通過する。人気のないのを見計らって石の階段をバイクに乗ったまま降りた。SHARPの研究所が見えるところで白川ダムの周回コースを巡る。少年野球の子ども達と交流。高速の下をくぐり、ひとつ山を越えると天理に入る。クネクネと複雑な道を案内し、天理教の宿泊施設の裏を走る。梅の花がかなり膨らんで、春を感じさせた。小さな川を渡ると石上神宮の境内に入った。ここからが知られている山の辺の道だ。今日あたりはハイカーも多いことだろう。


いくつかの神社やお寺を過ぎ、時に石畳を走りながらMTBを楽しむ。外人のハイカーとすれ違う時、以前イタリア旅行の時に知り合ったミホちゃんと偶然会った。お互い人を案内しているので、あまりゆっくり話すこともできなかった。やがて崇神天皇陵、車を停めている景行天皇陵の大きな古墳を通過する。まさにこのコースのハイライト部分である。さらにお墓の真ん中を走るというこのコースならではのトレールを走り、桜井方面へと先を急ぐ。やがて左手に三輪山の優雅な姿を望むようになり、大神神社へ到着した。境内を走らず、「森正」のにゅうめんを食べに行った。雰囲気のいい店先で「釜上げ」を食べた。奈良線を渡り、再び国道に出て車をとめてある天皇陵へ。その途中で卑弥呼の伝説のある「箸墓」を見学した。


今日はたくさんの参加者があって、ガイド役のボクはとても満足した。途中の社寺は、もっとゆっくり見ていくと面白いのだが、まずはこのトレールの良さを味わってもらいたかったので、そういう意味ではよかったのではないだろうか。
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by ozawa-sh | 2008-03-10 00:03