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おざっちの笛吹き日記

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ビブラートは難しい

「もののけ姫」を吹いてみました。最初の録音を聴いたら、あまりにもビブラートがかかり過ぎていて、自分でも酔いそうになったので(笑)、録音のやり直しをしました。ボクは自然にビブラートがかかる性質で、これが曲によっては邪魔になるときがあります。なので、現在、ノンビブラートの練習中。でも、なかなかクセが直りません。こういうのは、初心者のときにちゃんと直しておかないとダメですね。なんせ自己流でフルートを始めたので、なにも知らずにここまで来てしまいました。

それにしても、ビブラートというのは何なんでしょう?そもそも「ビブラート」という言葉はイタリア語で、英語では「ヴァイブレーション」と言うそうです。ビブラートは、あくまでも音の上下動でかけるもので、強弱でかけてはいけないそうです。
ビブラートは、感情などの揺れを表す表現方。なので、曲によってはかけないか、わずかにかける程度にした方がよいときも。また、音を伸ばすときにはノンビブラートで入り、途中からかけることが多いようです。
バロックなどはあまりかけないようですが、ロマン派の曲などはかけますね。

それではフルートではどうやってビブラートをかけるのでしょうか。実はフルートを吹く人のレントゲン写真を撮って調べた研究というのがあるそうです。それによると、一般に言われているように、「横隔膜」を上下させてかけているのではないことが分かってきました。そりゃそうでしょう、横隔膜を上下させるなんて至難の技です。
では、どうやってかけているのかというと、やはりノドでかけていることが分かりました。演歌なんかのノドを震わせて歌うのと同じということになります。

ビブラート過剰気味のボクとしては、まずは真っ直ぐに音を出す基本に立ち返って練習しようと思います。

それでは、「もののけ姫」、どうぞ。

by ozawa-sh | 2018-01-31 20:45