2018年 01月 12日
小澤征爾さんのこと
朝、ビーボの練習に行こうとして準備していたら、テレビに小澤征爾さんが出演していた。83歳とすっかり歳をとったものの、シンボルマークであるライオンヘアーは健在で、眼光も鋭く、ユーモアを交えながらのしゃべりが、人をひきつけるのも相変らずだ。
「イノッチも有働さんも、知ってることだと思うけどさ~、、、」と、これからしゃべることに期待を持たせるような軽妙なトークは、指揮者としての小澤さんの音楽にも通じるようなところを感じる。
「ボクの音楽武者修行」は、好きな本のひとつだが、富士重工にオートバイの供給を受け、単身ヨーロッパへ行き、指揮者コンクールで優勝するなどの話が本当に面白い。才能と努力を武器に、自力で道を開いていく様は、まるで西部開拓者のサクセスストーリーを思わせる。
しかし、数々の栄光の影にも、病気や挫折、またN響との事件もあったりして、決して平坦な人生でなかったことが分かる。それをあの語り口で聞かせるから、益々惹きこまれてしまうのだ。
これからも元気にタクトを振ってほしい。
あ、ビーボに遅れそう!
by ozawa-sh
| 2018-01-12 21:18