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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

本番に弱い私

宇治田原にある、「リンデンバウム」というレストランで吹いてきた。以前一度食事に行ってから、そこのオーナーシェフとすっかり仲良しになり、さらに一度フルートを演奏して以来、なにかあるごとに演奏を頼まれる。民家を改造した狭い和風のレストランで、20人も入れば一杯になるような大きさなのだが、ドイツで修行しただけあって、出てくる料理はどれも美味しい。

今日は忘年会ということで、ゆったりした曲を選び、CDカラオケをバックに演奏した。食事の最後のコーヒータイムあたりに演奏して欲しいということで、内心ドキドキしながらその時を待った。次々に料理を食べているうちに、おなかが一杯になり、最後はもうゲップが出るぐらい食べてしまった。

で、いよいよボクの出番となり、最初の曲「ロミオとジュリエット」を演奏する。しかし、事前の練習では良い音が出ていたのに、なんだかくすんだ音しかしない。アレレと思いつつも演奏を止めるわけにいかないから、良い音が出るポイントをさぐりつつ、曲を進める。う~ん、どうしたんだろうなあ。やっぱり食い過ぎたのか原因か!?

なんとか音は間違えずに終了し、次なる曲、「いつか王子様が」の演奏にかかる。なんとか良い音が出ますように!と祈る気持ちだ。しかし、まだなんとなく鳴り切っていない感じで、さらにあせってしまう。

最後の曲となり、「風笛」を吹く。シャープが5つあるから、指を間違えないように注意しながら吹く。うん、なんとか音は元に戻ってきたようだ。そして大きな拍手とともにアンコールをいただき、童謡の「浜辺の歌」を吹いた。さらにアンコールの拍手が鳴り止まず(笑)、ビゼーの「ロマンス-耳に残る君の歌声(真珠取りのタンゴ)」を吹いた。この頃になってようやく本調子になってきた。

今日の反省としては、演奏前に大食いしないこと(笑)。そして、平常心を保つこと。この二点だろうか。先日、教会で吹く機会があったのだが、良く響く部屋だったこともあったけど、良い音で吹けた。なんだか、とにかく本番で良かったり悪かったりとムラがあるボクである。さて、どうしたものだろう。
by ozawa-sh | 2016-12-28 21:14