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おざっちの笛吹き日記

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畦道を歩いてホールへ行くのもいいものだ

昨日は、「第10回 日本フルートフェスティバル in 奈良」があり、会場となる「いかるがホール」まで行ってきた。「日本フルートフェスティバル」というのは、フルート協会が後援し、それぞれの地域で独自に企画運営するイベント。滋賀でもやっている。今回は、日本のトップフルーティストが出演するし、ゼフィルの仲間も出るので、行くことにした。
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京都駅で奈良線に乗り換え、奈良駅で関西線で乗り換え、法隆寺駅で降りれば、駅からすでにホールは見えているほどの距離。事前にグーグルで調べたら、車道ではなく、もっとショートカットした細い道があったので、そこを歩いていくことにした。しかし、それはなんと田んぼの畦道で、幅30センチほどのところどころぬかるんだ道の両側は、たわわに実った稲の海が広がっていた(笑)。その向こうに、ホールが見える。いや、味気ない車道を行くより、こんな田舎道を歩きながら、徐々に音楽の世界に近づき、心躍らせるのもいいものだと思った。
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各メーカーが出展しており、すべてのスタンプを押せば景品がもらえるというので、せっせと8社を回ってバブをゲット。この間、何本のフルートを試奏したんだか(笑)。中でもヤマハの「イデアル 14k」が印象に残ったなあ。誰か500万円ほどポンとくれないかなあ(笑)。ついでに600万円くれたら、自転車も買うんだけどなあ(笑)。

さて、第一部は、日本のトップフルーティスト、工藤重典さんのライブ。お弟子さんたちとのアンサンブルがすばらしかった。工藤さんは、しゃべりも上手く、オヤジギャグを連発して場内を沸かせていた。
「飯島君はこの曲でアルトフルートを吹いてもらうけど、アルトがあるといいよね」
「はい、あるといいと思います」

、、、なんとなく堅苦しいクラシックのコンサートだが、この程度でも聴衆はリラックスできるものだ(笑)

休憩をはさみ、第二部はステージ上がフルーティストで溢れかえるほど。その数約150名。壮観である。曲は、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」。正直、途中で眠くなってしまって、ちょっと苦痛に思うほど長かったが、トランペットやチェンバロ、オルガン、パーカッションも入り、キリスト復活までの世界を表わしていた。ゼフィルのメンバーも熱演していた。

会場を去り、再びあの畦道を駅へ向かう。夏の終わりを告げるような夕焼け。
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by ozawa-sh | 2014-09-01 10:04