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おざっちの笛吹き日記

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定演、無事終了!

ゼフィルの第三回定期演奏会、なんとか終了!疲れた~。このところちょっと体調があまり良くなく、おまけに数日前から舌の先に小さな出来物みたいなのができてしまった。フルートを吹く時、「タンギング」といって、発音を立ち上げるための舌の動きをするのだが、その一番大事な部分にダメージ。だが、口の中は新陳代謝が早いらしく、当日までになんとか回復。朝起きて、恐る恐る鏡を見るとタンギングできそうでホッとした。

一年をかけて準備してきた定演。時間はタップリあったはずだが、今回は曲数、難易度とも高く、なかなかステージに出せるようなレベルに達しなかった。当日のゲネプロ(本番を想定した最後の練習)でも、先生からダメ出しをもらう始末で、いよいよ本番が心配になってきた(笑)。ステージは一発勝負なので、なんとか上手くいってほしいと願うばかり。

昨年にも増しての入場者数。第一回の定演の時はあまり人が来ないだろうと危惧していたのだが、開演前に列を作っていてビックリした覚えがあるが、今年第三回を迎え、増々聴衆が多くなってきた。まあ、関係者が多いとは思うのだが、聴衆が増えていくというのはいいことだ。それに応えるような演奏をしなくては。

会場となる「京都国際交流会館」というのは、山科から九条山を越えた、「蹴上」というところにあり、近くには有名人の邸宅なんかもあって、非常にロケーションの良いところだ。さて、朝9時に全員が会場入りし、まずは舞台のセッティングを行う。ボランティアでお手伝いしてくれる人たちも到着し、打ち合わせを行う。我々はこれが本当の最後の練習となるゲネプロを行う。まだ出来ていない箇所があったのだが、本番では頑張りましょう!ということで、午後からのステージに備えることにした。アンコールに予定していた曲を、急きょひとつ省くことになった。

開場時間となり、舞台袖から覗いてみると、昨年にも増してかなりの入場者数。これはがんばらねば!と身が引き締まる。今回はボクはチラシ・プログラム・ポスター・整理券を作ったわけだが、不思議と、メンバー各自が適材適所の仕事をこなして演奏会に漕ぎつけた。大げさかもしれないけど、人間社会というのは上手くできているなと思う。

ブザーが鳴り、手にフルートと楽譜を持って舞台に出ていく。うわ~、照明がバカに明るいぞ~!
まずはモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。先生の指揮棒が降り演奏が始まる。うん、出だしは上手く吹けている。こうしてアンサンブルで吹いていると、ソロで吹く時のような緊張感は少なくなって、ノビノビと吹ける。

一部はモーツァルトを年代順に演奏していく。ここで思わぬハプニング。ソロを吹くKさん、皆の前に立ち、いよいよ演奏が始まった途端に、演奏を突然ストップして舞台袖に引っ込んでしまった。なにが起こったのか分からず、再登場を待つ我々。演奏はつつがなく終わったが、後でその理由を聞いてビックリ。なんと他人のフルートを持って登場してしまったのだ。今までそんな話は聞いたことがない。ステージではなにが起こるか分からない。ボクも以前の発表会で、演奏の途中でヒラヒラと楽譜が落ちて、ストップするという苦い経験がある。でもまあ、これで会場の場がなごんだことは確か。

休憩をはさんで二部の開始。オペラ曲をやるのだが、ボクはこっちが苦手で、緊張しっぱなしの演奏だった。間違えたところも多く、やっぱり練習でできないところは本番でも無理だった(笑)。そして、最後にアンコールの「ラデツキー行進曲」をやり、会場からの手拍子。最後の一音を吹き終わった時は、全身の力が抜けてしまった。
終了後の打ち上げで飲んだビールは最高に美味かった!
by ozawa-sh | 2014-03-03 23:04