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おざっちの笛吹き日記

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お花見カヌー 大荒れの琵琶湖

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中古のシーカヤックを購入した。その引き取りを兼ねて、琵琶湖の最奥、知内浜キャンプ場へ行ってきた。
ここからカヌーで漕ぎ出し、湾を渡れば、対岸の「海津大崎」の桜を楽しむことができる。このあたりの桜は京都などに比べ、約一週間遅れで満開となるのだが、今年はさらに遅く、全体としてはまだ5分咲きといった感じだった。

前日から装備の準備をしていたのだが、久しぶりのカヌーとあって、なにを着たらいいのか分からずオロオロ。倉庫の奥からあれこれ取り出し、なんとか準備完了。新調したシューズもバッグに入れる。

湖西道路を走り、約2時間で知内浜に到着した。朝からの雨も上がり、天気は回復傾向。風さえ出なければ絶好のカヌー日和となるのだが、、、。先に到着していたビワゴンさんから、ボクの艇となるスカレーを受け取った。ボトムにキズがあるものの、この程度ならまだまだ十分に使える。デッキハッチやショックコードも新しくしてもらっているし、さらにスプレーカバーも付けてくれているので、これほどお得な買い物はない。大切に使っていこう。

さて、今日は何名かの同行者がおり、親子づれもいる。ボクはサブ的なサポート役として、皆さんと一緒に漕ぐことにする。漕ぐ前にレクチャー。
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カヌーに乗り、まずはプリンスホテルを目指して漕ぐ。まだ水面は穏やかだが、なんとなく風が出そうな予感。天気の変わり目に風が出やすい。
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やがて左手の山側から、ザワザワと風が吹き始めた。しかしまだ大丈夫。前方に見える桜並木を目指す。親子づれが少し遅れ気味となるので、ボクが横につくことにした。
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ようやく海津大崎に到着し、カヌーから桜を見上げる。しかし先にも書いたように、チラホラ咲きの状態で、木によってはまだツボミだ。先年訪れた時は、まさに満開で、散った花びらが水面を漂い、とても良かった。その時のことを知っているだけに、今日は余計に期待はずれだった。それでもかなり満開に近い木もあったのでまずまずだった。
桜並木に沿って、その下を漕ぐ。水面に張り出した桜もいいものだ。遊歩道を歩いているハイカーも我々をもの珍しそうに見ている。遊覧船も出ており、気を付けながら漕ぐ。この頃からかなりの風となり、沖合には白い波(ウサギ)も飛んでいる。
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やがて折り返し地点で上陸。しばし休憩。いただいた団子が美味しかった。

さて、ここから出発地点へ戻ることにする。ボクは親子が乗ってきたタンデム艇の後で、お父さんの替りに漕ぐことになった。これは難航しそうだ。入り江から外へ出ると、強烈な向かい風。必死で漕いでもほとんど前へ進まない。波も高くなり、できるだけ岸に近いところを頭を下げるようにして漕いでいく。

しかしもうこれ以上は無理と判断し、上陸することに決定。以前も同じように途中でギブアップし、歩いて車をとりに行ったことがあった。ここはかなりの確率で風が吹くようだ。知内で待機していたビワゴンさんに連絡し、車でピックアップしてもらうことになった。車内に入った時は、正直ホッとした。

知内浜のキャンプ場に戻り、昼食とした。タープの下で久しぶりにカヌーの雰囲気が懐かしい感じがした。
久しぶりのカヌーは、あいにくの強風だったが、カヌーを漕ぐという動きがとっても気持ち良かった。新調したシューズも思惑どおり機能的に使うことができ満足。これから夏に向け、時々乗っていこうと思っている。
by ozawa-sh | 2012-04-14 21:00