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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

援助の手

連日の地震報道で、暗いニュースばかりの中、一週間ぶりに救助されたとか、遠方から支援の手、、、といったような、ボクの涙腺をゆるませる記事を見ると、本当にうれしくなる。
昨日テレビで見た番組でやっていたのは、今回の地震が来るずっと以前から、三陸の津波の恐ろしさを説いて回っていたAさんの話。
小学校と中学校が隣り合っているところがあり、中学校へ行った時、「いざという時には、小学生を連れて高台へ避難するんだよ」と口を酸っぱくして言っていた。実際に避難訓練も行っていた。で、Aさんは今回の津波が起こり、落ち着いてから、恐る恐る様子を見にいった。すると、見事に小学生を誘導して高台へ避難しており、ここも水が来そうだったので、さらに高いところへ自主的に避難したんだとか。その直後にやはり高波が来て、すんでの所で全員が助かったそうだ。「自分が教えたこと以上のことを、中学生がちゃんとやってくれて、、、」と感動しておられた。ボクはたまらずジーンとして涙があふれてしまった。
ギリギリの状況の時にこそ、人の真価が分かる。


原発。今日はさらに放水が行われ、ひとまず危機的状況を脱したようだ。電源も復活しつつあり、なんとかこのまま復帰してほしいと切に願う。作業する人たちは放射能の脅威にさらされながら活動している。ストラーダのミネさんも、今日から大船渡へ入ると、ブログに書いてあった。いくら仕事とはいえ、本当にご苦労様です。
当事者を非難することは簡単だが、こうして実際に現場へ行き、危険を顧みずに作業する人たちには、本当に感謝したい。まさに人類の危機を救うための闘いと言っても過言はないだろう。


明日は草津の人工島にある、「水環境センター」でゼフィルの演奏会。水環が今年で閉鎖されるとのことで、最後の演奏会となる。14時半くらいから。もちろん無料。駐車場は多数。
遠く被災地に思いを馳せながら演奏したい。
by ozawa-sh | 2011-03-19 20:24