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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

タバコ嫌い

京都市内の中心部では禁煙区域が拡大された。違反すれば1000円の罰金だとか。しかし、それでも禁煙区域内でタバコを吸う人をよく見かける。取り締まる人間の眼がなければいくらでも吸い放題だ。そして、溝や植え込みなどに吸い殻を放り捨てている。マナーのマの字もない人種がまだいる。


ウチの会社も昔はタバコが吸い放題だった。文筆業、というのはタバコとは切っても切れない関係にあるらしく、逆にタバコを吸わない人間は、今と違って肩身が狭かった。今は社内で喫煙ゾーンが決まっているのだが、空調のかげんで、時々臭うことがある。社内を全面的に禁煙にすべく、委員会などで議論されているのだが、未だ実現していない。「吸ってなにが悪い!?」という昔人間がまだ少数意見としてあるために、思い切ったことができないのだ。ボクも以前の職場でタバコ派とよくケンカをしたものだ。曰く「おざっち君、わしらにタバコを吸う自由はないのか!?」というのが彼らの論調である。「いえいえ、自由はあるのですが、他人に吸わせる自由はないのですよ」とボク。「副流煙」という概念がまだ浸透していない時代だったのだが、ボクは流れてくる煙の方が、よほど有害だろうと直感的に感じていた。それは最近になってようやく証明されている。


幸い、自転車乗りは、ほんの一握りの人しか吸わないので、自転車関係の宴会に行っても気持がいい。タバコを吸っていれば明らかに持久力が落ちるわけだから、それは当然だろう。自分が好きなことのために、最大限の努力をする。それはタバコを吸わないことも含まれる。そして自分が好きな人のために、タバコを吸わない。これも当たり前だとボクは思う。
若い女性がファッションでタバコを吸っている。これだけタバコの有害性が言われているにもかかわらず、自分だけは大丈夫だと思っているのか、無知としかいいようのないその姿に、絶望感さえ感じる。多種多様の添加物を混合され、煙からは多くの有害物質が検出されている。そのことを知るだけで、禁煙できるのではないだろうか。
ボクの父親はタバコ吸いだった。肺ガンで亡くなった。その悲しみを思う時、決してタバコなど吸ってはいけないと思いを新たにする。
by ozawa-sh | 2010-04-28 22:12