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おざっちの笛吹き日記

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車内心理

何十年も通勤電車を利用しているが、いまだに慣れないのが、乗った時の自分の位置。ボクはどうもボックス席で他人と面と向かうのが苦手で(だれでも同じかな?)、いっそ立っていた方が気が楽だ。ツーシートが空いていればそちらに座るようにしている。これなら他人と同席しても目を合わすことがない。しかし、ツーシートでセンターより外に脚をはみ出す人がいて、自分の空間領域というものを心得ろ、と言いたい時がある。また、横に並んで座るシートは、必ず両サイドから埋まっていくが、これも不思議な人間の心理だと思う。もちろんボクも端の方が落ち着くのだが、これはナゼだろう。太古から猛獣などに襲われる確率の少ない木や岩の陰が安全だった、というところから来ているのかもしれない。
一番落ち着かないのが、満席のロングシートに挟まれた通路にひとりだけでつり革にぶら下がっている状態。誰も自分のことなど見ているわけでもないのに、妙に落ち着かない。二人くらいだと、どうもない。やはり背後が不用心になる、という本能的なものか。


車内ネタでついでに、、。どうもしっくり来ないのが「シルバーシート」だ。ここは老人や妊婦、ハンディキャップのある人など、社会弱者と呼ばれる人達の優先席なことは分かっているが、若い人でも気分が悪くて立っていられない、という時もあるかもしれない。そういう時は座らせてあげたらいいと思うのだが、その判断をどうするかだ。また先日見た光景で、シルバーシートが満席状態で、さらに老人が乗り込んできた。さて、どうするかだ。本来ならどこの席でも優先的に座らせてあげるのがマナーだろう。シルバーシートというのは空いているのに、なんとなく座りにくいのだが、ボクは空いていれば座るようにしている。乗り物は基本、座っていた方が安全だし、まずは安全性を確保することが大事だろう。年寄りがいれば席は譲るが、、。


つり革争奪戦、というのもある。特に超満員の車内で通路の真ん中あたりに立ってしまうと、つかまるところがない。最近では痴漢のえん罪というのもあるので、ヘタに手を下にやっているととんでもないことになりかねない。そんなこともあって、思い切り手を伸ばしてでもつり革を確保したいのだが、すでに席取りゲームは終わっていて、敗者はなすすべもなく脚を踏ん張っているしかないこともある。潔癖性ではないが、できればつり革には触りたくないのだが、、。


そんなこんなで、満員電車は今日もサラリーマンの葛藤を乗せて走る。
写真は今日のテーマとは関係なく、昨日のYGのワンシーン。東大寺四月堂前を行くMTB。
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by ozawa-sh | 2010-01-12 23:49