おざっちの笛吹き日記

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羆撃ち

ビーパルの書評で、絶賛していた本を借りた。「羆撃ち」(久保俊治著 小学館 1700円)。椎名誠も大絶賛。そして、読んでいる間に、ウチの新聞の書評でもほめているのを見た。著者は北海道の標津あたりを猟域としているハンターで、冒頭からもう一気に読者を惹きつける展開。最後まで飽きさせずに読ませる。実はあと少しで読み終わるのだが、なんだか読み終わるのが惜しいくらい面白いのである。「熊」ではなく「羆」とあえて書いているのはなぜだろう、と思ったのだが、読み進めるうちに、その文字の方がしっくりくるようになるのが不思議だ。


銃の扱い、羆を仕留める執念と追跡の息をのむような展開。生命に対する謙虚さ。羆を撃ち留めた時の迫真の描写など、すべてのフレーズがすばらしい。一般の人とは縁遠い世界に生きる著者だが、彼の自然を通して見る人間社会への鋭いまなざしは、一点の曇りもない。狩猟なんてまったく興味のないボクのような人間でも、この本を読むとその世界を身近に感じられるだろう。


ボクの人生の中で、この本に出会ったことに感謝。
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by ozawa-sh | 2009-06-23 22:19 | Comments(0)

フルート大好き!そのために感性を磨き、体力をアップし、日々努力。そんな毎日を書き綴っていきます。


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