おざっちの笛吹き日記

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完走!

「セルフディスカバリー イン 王滝」に行ってきた。このところずっと週末の天気が思わしくなかったが、今回もやはり悪かった。過去の王滝を思い出してみても、天気に関してはどうもこの大会に良かった思い出がない。おまけに、一昨年はゴール間近で大ケガをしたので、さらに輪をかけた悪いイメージがある。まあ、天気に文句を言ってみても仕方がないのだが、今回はレース中、ずっと雨で、コースのほとんどが川のようになっており、体力だけでなく、コースどりに非常に神経を使った感じで、心身ともに疲れた。ボクとしては、ケガで泣いた一昨年のレースのリベンジという意味もあり、今年はまず無事に完走するのが目的であった。ストラーダからは10名以上がエントリーという過去最高人数の王滝となった。


土曜日午後に到着。早速松原運動公園にて受け付けを済ませる。周囲は高い山に囲まれ、いかにも信州に来たという感じ。雨はかろうじて降っていなかった。ボクは42キロにエントリー。車番とヘルメットに貼るゼッケンを受け取る。宿である「滝旅館」に投宿。バイクを車から下ろし、さっそく42キロのスタート地点である「氷ケ瀬」へウォーミングアップを兼ねて皆で走りに行った。夜は宿の近くの「王滝食堂」でイノブタ鍋に舌鼓。この食堂がなかなか美味しく、その後二日間で3回も行くことになってしまった。


9時に就寝。広間に雑魚寝で、合宿状態。夜中、ハッと目が覚め、もう明け方かなと時計を見ると、なんとまだ0時前の土曜日だった。ワハハ。しかし、全員がイビキも歯ぎしりもなく、その後グッスリ眠ることができた。再び4時頃に目が覚めると、外は雨の音がしていた。フトンにもぐり込んだものの、雨が気になって、その後は眠ることができなかった。100キロに出場の人達がボチボチと起き出し、ボクも思いきって起きることに。宿で作ってもらったオニギリを食べたり、用意してきたサプリメントを口に含んだり、ナッツや干しブドウも食べた。


ウェアと装備を身につけ、宿を出る。バイクもブレーキとサスペンションを完全に修理してもらい、なんの心配もなかった。スタート地点に向かう。しかし、雨は小降りながら、止む気配がなかった。集合地点に到着。雨はさらに本降りとなり、ボクらは近くのトンネルで雨宿りしながらスタートの時を待つことにした。今回はごっちが42キロにエントリーしており、果たして完走できるのか、とても心配であった。また、20キロに出場のY子ちゃん、だてポンも、ちゃんと完走してくれるのか、こちらも心配。さらには42キロのつもりが、なぜか100キロにエントリーしてしまったテンチョーも、果たしてゴールまでたどりつけるのか。まあ、あとの人は全然心配じゃなかったけどね。ワハハ。スタート10分前となり、ボクらはトンネルを出て、倒してあるバイクを起こし、列に並んだ。100キロのグループはすでにスタートを切っており、今頃は坂を上っていることだろう。


「プアーン」とスタートのホーンが鳴らされ、いっせいにスタート。前回はフィニッシュしたコースを逆に遡って行く。ということはずっと上りのハズ。前回クラッシュしたのはどのあたりだったのか、知らない間に通過する。、、、あの時は血だらけになってゴールまで行き、松原公園の本部まで自走した。救急車もなかなか来なかったなあ。木曽病院で何針も縫い、皆に迷惑をかけてしまった。帰ってからも3カ月くらい病院に通って、ろくに風呂も入れず、二度とケガはいやだと思ったなあ、、暗い林道を走りながら、回顧する。


ガレた上りを漕いで行く。一体どこまで上るのか、まったく分からない。それでも次々に抜くことができる。山をひとつ越え、今度は下りに転じる。下ったと思うと、再び長い坂。コースを選びながら上っていく。脇を見ると、ガスの向こうに谷底が見える。少し平坦になったと思ったら、再び上りが始まる。雨は止まない。そしてコースは川のようになり、できるだけ流れていない部分を選んで走るような状態になる。あるところでは30メートルおきくらいに、パンク修理の選手が連続していて、ボクだけはなんとかパンクしませんように、と祈る思いであった。


第一チェックポイントを通過。その先で100キロコースと分かれていたのだが、42キロは下り、100キロは上りとなっていた。「42キロでよかったー!」と正直思った。記憶があいまいなのだが、その後もうひとつ山を越え、あとは下りだけであった。しかし、気温が下がったのか、体が冷え、足の先はもちろん、指の先の感触もなくなり、チェンジレバーを触っているのかどうかも全然分からず、チェンジする時は、指先を見ながら押すような状態になった。グラスもドロと、内側の蒸気で雲ってしまい、途中ではずすことにした。路面をしっかり見ていないと危ない。しかし、その途端、ドロが目に飛んできて、右目に入ってしまった。路端に停まりガケから流れている水で洗い流すボク。やはりサングラスをすることに。「天然エイドステーション」と書いてある湧き水は、増水しており、ドワーっと濁った水が流れており、近づくのがためらわれる状態だったが、今日はほとんどノドも渇かず、水を補給する必要がなかったのだが。


やがて「あと10キロ」の看板が現れる。いつしか舗装路になり、飛ばす。集団になっていたが、ちぎって走った。ところが、突然前方にトンネルが現れた。中は真っ暗。急いでLEDをオンにする。しかし、その光も闇に吸い込まれ、まったくあたりが見えない。後方で「ガシャン!」という音がして、人が叫ぶ声がする。あわててブレーキをかけ、減速する。しかし、トンネルの壁の位置さえ分からない。ずっと遠くに出口の明かりがわずかに見え、それだけを頼りに前進する。路面が光り、ようやく自分の進むべき方向が分かる。もう生きた心地がしなかった。主催者も、トンネルを照明するか、せめてサイドにケミカルライトでも置いてくれたら、助かるのになあと思った。参加した人は後になって口々に、このトンネルの恐怖のことを語っていた。


最後はあっけなくゴール。もう疲労困憊であったが、暖かい日が射し始め、張りつめていた気持ちがゆるんでいくのが分かった。宿まで自走し、途中の神社に水場があったので、バイクをザッと洗ってやった。宿に帰り、風呂につかる。全身が溶けていくような気持ちの良さ。指先がピリピリして、本来の感覚が戻ってくる。それと同時に、乳首がヒリヒリと浸みて痛い。こんなことは初めてなのだが、どうやら振動で擦れたらしい。部屋にはタンタスが休憩しており、「2位でした」とのこと。すごい!


松原運動公園へ表彰式に行く。リザルトを見る。するとボクは「50歳の部 1位」とあり、ビックリした。50歳は全部で13人おり、その頂点(?)に立ったというわけだ。思わぬ表彰台に立つことになった。最後の50歳のご褒美となった。
今回も天気が悪く、過去最悪のコンディションの中のレースだったが、御嶽の神様はボクに少しだけニッコリしてくれたようだ。


写真は、前日の試走に向かう我らがメンバー。
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なんと一輪車での参加! 結果は?
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来年は一番高いところに!タンタス。
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Commented by onono at 2009-06-01 21:11 x
おめでとうございます!

明日は祝勝Nトレイル!? 
それとも余韻に浸って二度寝? 

いづれにしてもお疲れさまでした!
Commented by おざっち at 2009-06-01 22:30 x
ononoさん>明日の朝練は堪忍してくだせえ、お代官さま!
ということで、精一杯走ってきました、王滝。朝練効果なのか、最後までタレずに走りきることができたのが成果です。でも、100キロはもう無理です。
来年は、ononoさんに出てもらおうねと、帰りの車中で話してました。おおこわ!
Commented by ごっち at 2009-06-01 22:51 x
大変おつかれさまでした。
今まで出たことのある人は、「一番最悪な王滝だ」と言ってはったんですが、今までを知らない私は、それがせめてもの救いだったのかな?と思ってます。
で、案の定10km地点くらいで「こりゃ本格的にあかんわな」と思ってました。でも乗り越え、足切りにはなったけど無事完走出来て満足です。
皆には腰を心配してもらって感謝!まだまだ痛いですよ。アハハハ〜。
次回は来年ですね。来年はあの苦行を皆にも味わってもらいましょうね♪
Commented by PINETAIL at 2009-06-01 23:23 x
お疲れさまでした&おめでとうございます!!
さすが隊長!表彰台姿見たかったですが間に合わずでスミマセン。
僕も地味に制限時間ギリギリで完走できました。途中からブレーキパッドなくなりフロントブレーキなしでのダウンヒルで死にそうになりましたが(;_;)。
でもこれでYGトレールも走れると思います。これからも朝練で揉んで下さいm(_ _)m。
Commented by おざっち at 2009-06-01 23:37 x
ごっち>レースが終わって、ポーッと湯上がりのごっちを見た時は、本当にホッとしたわ。それにしても、あんなにつらいレースの最中でも、ブログ用の写真を撮っていたとは!ウチのカメラマンに雇いたいくらいやわ。
腰痛は、腹筋と背筋が弱いからなる、ということを聞いたことがあるので、今後はそのあたりを鍛えるようにね。腰痛の心配がなくなったら、来年も王滝だ!
Commented by おざっち at 2009-06-01 23:42 x
PINETAILさん>そうかー、ブレーキパッドが、、、。他のブログを見ても、同じことが書いてあったし、ミネさんもそれが原因でリタイア。あのメーカーはあかんのかなあって思いますね。
それにしても制限時間ギリギリでゴールできて良かった!PINETAILさんだけのドラマがあったことだろうと思います。
ずっと思い出に残るレースですね。
お疲れ様!
Commented by Tもたか at 2009-06-02 00:54 x
おめでとうございますっ!
流石、皆が目指す50台(笑)お見事です~

Jシリーズは泥レースでした。
1時間30分の内、1時間はバイクを押してました・・・

天気(自然)には勝てませんが、どーせなら晴れの中、ガハハと笑いながら走りたいもんですねぇ~
って事で、6月は晴れた日に北摂トレイルへどぞ~(笑)
Commented by HOTAS at 2009-06-02 07:42 x
お疲れさまでした。
流石隊長!1位だったんですね!
来年の王滝は出ようって、今朝の朝練でononoさんと話してきましたよ

来週から朝練でまたお会いしたいですね!
Commented by 巨匠 at 2009-06-02 12:29 x
優勝おめでとうございます。
おれ様も還暦になったとき、おざっちさんのパフォーマンスが出せるよう、自転車楽しんで行きたいですわ。
しかし、キビしいレースでしたな(笑)

Commented by だてポン at 2009-06-02 15:35 x
王滝おつかれさまでしたー!!
あの雨も、終わってしまえば懐かしい…(笑)

おざっちサン、今年は救急車のかわりに表彰台に乗られて、素晴らしい結果でしたねっ!!
来年は60代の部でぶっちぎり一位間違いナシ☆
ちなみにレース中以外のおざっちさんは、いつも眠そうか、寝ておられるかでしたが(笑)、
そのあたりのメリハリが大事なのでしょうね!!
前の日ドキドキして眠れない私はまだまだです…
Commented by おざっち at 2009-06-02 19:56 x
Tもたかさん>富士見のコースも酉コちゃんのブログで見ました。そして、Tもたかさんがどろだらけになってバイクを押すうしろ姿が、なんとも寂しそうで、本人は必死だったと思いますが、失礼ながら思わず笑ってしまいました。あんな姿は初めて見ましたが、よっぽどの天気だったんですね。
北摂トレール、タイミングが合えば、是非連れってください。
Commented by おざっち at 2009-06-02 19:58 x
HOTASさん>今日のMTB朝練は、さすがにお休みさせていただきました。通勤の自転車もしんどかったくらいですから、行かなくてよかったです。
さて、来年はononoさんと一緒に王滝ですね。指切りげんまん!
Commented by おざっち at 2009-06-02 20:00 x
巨匠>来年はいよいよ還暦ですが、皆さんの目標になれば幸いです。となると、ずっとやめられへんなあ。
Commented by おざっち at 2009-06-02 20:03 x
だてポン>ケガしたのは、2006年のことでした。その時のブログのアドレスを貼っておきます。救急車に乗る、情けないおざっちの姿です。今年はこんなことがなくて、本当に良かったです。
それにしても、だてポンもYこちゃんも、無事に完走。しかも二人とも1位ですよ!心配して損したわ。ワハハ。
また、MTBで走りに行きましょ。
by ozawa-sh | 2009-06-01 21:04 | Comments(14)

フルート大好き!そのために感性を磨き、体力をアップし、日々努力。そんな毎日を書き綴っていきます。


by おざっち