関西シクロクロス 希望ヶ丘

希望ヶ丘にて「関西シクロ第7戦」(京都府自転車連盟主催)が行われた。毎年この大会は雪が降り、スリップや寒さとも闘わねばならない。しかし、今年は快晴となり、朝こそ冷え込んだものの、レースが始まる頃にはポカポカの陽気となった。あちこちで新年の挨拶が交わされ、まさに今年のレースをスタートするにふさわしい大会であった。


9時頃に希望ヶ丘到着。広々とした芝生の上には真っ青な快晴の空が広がっていた。出がけにホコリを払ったシクロ車を車から取り出し、会場に向かった。我がチームのメンバーはすでに集合しており、アップしている。ボクもすぐにコースの試走に出た。路面はドライでとても走りやすかったが、きついコーナーがどうしても苦手で、足をつく場面が多かった。本番ではなんとか走ってクリアしたい。ゆっくり一周したが、すでに息が上がっていた。


40歳以上のマスターズにエントリー。その先頭に並ぶことができたが、あとから抜かされることは必至。まあ精一杯やるだけだと、腹をくくった。こうして元気に走れる自分に感謝だ。いつもの曲が一瞬止み、スタートが切られた。すぐに後から抜かれるが負けずにその後を追う。今日は指切りグローブを忘れ、Kにしさんに急きょ借りての参戦だ。シクロはチェンジとブレーキが忙しい種目なので、グローブは大切なアイテムなのに、、。


シングルトラックやダブルトラックを目まぐるしく走る。サスが付いていないので、もろにショックが来る。逆バンクの続く斜面を走るのがどうも苦手で、スピードを殺してしまうが、ここでも抜かれてしまう。砂がたまっているスピードコースも、王滝のような転び方をしないかと慎重になる。最終周回、いきなり細いシングルトラックに入ったところで、ブレーキングが一瞬遅れ、林に突っ込んだ。木に体をもたせかけるような感じで止まったので、ケガはしなかった。最後はストラーダの皆の応援を受けてゴールできた。成績はまだ分からないが、知らぬが仏だと思う。


今回は巨匠、さのさんがカテゴリー3で優勝、Fかわ君が2位と、ストラーダメンバーが大活躍。それを見届け、ボクはランの練習をすべくその場を離れた。車に戻り、シューズをランニング用に履き替えて希望ヶ丘の東口に向けて走った。来週のデュアスロンに向けて、少しは走っておかなければならない。さんざん汗をかいた頃、舗装路から脇のキャンプ場へ続くトレールに入ってみた。深く散り積もった枯葉がカサカサと足に心地よかった。
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# by ozawa-sh | 2008-01-06 21:26 | Comments(3)

名古屋ノスタルジックツアー 2

実家から小学校までの距離は大人になると、「あれ、こんなに近かったっけ?」と思うことがあるそうだが、ボクの場合はほぼ予想通りの距離感だった。卒業以来、時々この小学校のことを思い出していたので、それほどの違和感がなかったのかもしれない。校庭の広さにしても、「そうそう、ここで6年間を過ごしたんや」といった感慨が湧く程度だった。少しはこみ上げてくるものがあるかと思ったのだが、案に相違してそれほどでもなかった。それでも、担任の先生の顔を思い出したりして、懐かしかった。当時若かった先生も、今は70から80歳になっていることだろう。


歩いて10分ほど離れた城北幼稚園へと急いだ。それこそ遠い記憶の彼方にある、さらにおぼろげな記憶。お遊戯をしているセピア色の写真。果たしてどのようなことになっているのか。幼稚園はまったく新しい建物になり、目の前に現れた。仏教系の幼稚園なので、門もなにやらそれ風になっていた。ボクは吸い寄せられるように園に近づき、フェンス越しに中を覗いた。冬休みなので、園児達の姿はなく、シーンとしていた。今度はいつ来れるか分からない。景色を心に収めてこの場を離れた。


市バスに乗り、「東片端」で降り、東白壁町を歩く。このあたりは閑静な高級住宅街で、電柱の姿も見あたらず、実にスッキリした町並みだ。さらに10分ほど歩くと運動をしている若者達の声が聞こえてきた。我が「東海学園」は目と鼻の先であった。校門前で同級生のK君と待ち合わせをしていた。すでに来ており、二人で中に入ってみた。しかし、当時と校舎やグラウンドなどはまったく変わってしまっており、唯一「明照殿」という礼拝堂だけが残っていた。この学校も浄土宗のいわゆる坊さん学校で、全員が丸ボウズにしなければならなかった。ほとんどの先生が坊さん。完全な受験校であり、高校2年にはすでに3年までのカリキュラムを終え、あとは国公立進学があたりまえ、悪くて早稲田・慶応という至上命令に向けてのガリ勉体制が敷かれていた。ボクも毎晩2時くらいまで勉強したものだ。とにかく宿題の量はハンパじゃなかった。


明照殿の前に立つ。バロック様式のなかなか存在感のある建物である。この前のグラウンドでハンドボール部の練習に汗を流したことを思い出す。記念祭には大きなたき火が焚かれた。近くにある金城学院の女子高生が来ると、全員窓の外を見て、授業にならなかったことを思い出す。ボクの青春はまさにこの学園から始まった。近くにいた学生さんに記念写真を撮ってもらったが、彼はもうボウス頭ではなかった。


日が傾いてきた。東海の近くの「徳川苑」の脇を通り坂を下り、「大曽根」から地下鉄で名駅へ向かう。K君の知っている店で「みそかつ定食」を食べた。ボクもやはり名古屋人だったのか、このみそかつは絶品だと思えた。次から次ぎへと昔の話に花が咲いた。


駅から出るとすっかり暗くなっていた。イルミネーションがキラキラと駅前を飾り、元気な名古屋を象徴しているかのようだった。


写真は上から
幼稚園の門
東海のシンボル明照殿。普段は柔道場、、だったと思う。
昼に食べたご存知きしめん。これもうまかったなあ。
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# by ozawa-sh | 2008-01-06 16:29 | Comments(7)

名古屋ノスタルジックツアー 1

人はある程度歳をとってくると、無性に自分の故郷が懐かしくなるものらしい。ボクも例外に漏れず、以前から、育った街「名古屋」への望郷の思いが強くなっていた。両親が亡くなり、実家を売り払ってからは名古屋に行く用事もなかった。それ以前もほとんど学校と家との往復だけだったので、名古屋人と言っても、ごく一部しか知らない。
そこで、意を決して、この正月休みに一度名古屋を訪れてみることにした。地図で見る名古屋は高速道路や地下鉄が充実し、昔の名古屋はもうどこにもないように見えた。特に駅前にはツインタワーというどでかいビルができているらしく、こりゃ今行けば、ボクは間違いなく浦島太郎だろうと思った。


会社の新年式を終え、新幹線で名古屋へ向かう。ホームに入ってくる車両はカモノハシのような形をしており、まあテレビなんかでは見たことがあるものの、実物を見るのは始めてであった。アッと言う間に名古屋駅のホームに滑り込み、ホームに下りたものの、さてどっちへ行けば今日の宿に着くのか、地図を見ながらの「おのぼりさん」状態であった。ホテルはじゃらんで予約した駅に近いビジネスホテル。朝食付きで4000円はかなり安い。部屋の分厚い窓を開けると、街のざわめきが一気に流れ込んできた。


翌日はホテルを遅く出、駅のロッカーに荷物を置いて身軽になった。デイパックひとつを背負い、さて名古屋ノスタルジックツアーの始まりである。地下鉄の改札口で地下鉄・バス一日乗り放題600円のカードを知り、さっそく購入することにした。今日は公共交通機関と歩きだけで移動するつもりだ。


「国際センター」で乗り、「庄内緑地公園」で降りる。ここからサイクリングロードをたどっていけば、ボクの実家へ行くことができる。日を背中に受けながら「庄内川」沿いの快適ロードをテクテクと歩いた。確かにボクの故郷の空気の匂いがする。ただ、遠くには中心街の高層ビル群がシルエットのように見え、ボクの記憶の中にある名古屋とは随分趣が違った。ボクはひとりの「旅人」であった。


二つ目の橋を渡ると、実家が近づいてきた。なんだかドキドキした。「矢田川」の堤防を降りると、「六所社」という小さい頃よく遊んだ神社が、昔と変わらずあった。神社の裏手に生えていた楠も、そのままあった。この木によく友達と登ったものだ。そのザラッとした木肌の感触が、たちまちボクを幼い頃に戻してくれた。


そして、すぐ近くの実家跡へ。そこには2軒の家がすき間なく建っており、昔の面影を偲ぶよすがもなかった。隣りも駐車場になり、近所の様子もすっかり変わっていた。「城北小学校」へと急ぐ。途中の「お福神社」もちゃんと存在していた。小学校への畑の一本道には、住宅がびっしりと建ち並んだいた。(続く)


写真は駅前の「スパイラルビル」と、六所社の楠に上るおざっち(撮ったげるがねー、と名古屋のオバチャンは親切だった)。
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# by ozawa-sh | 2008-01-05 22:44 | Comments(0)

人類滅亡の日

「I'm legemd」をパルコで見た。人類がウィルスで滅びる中、一人生き残った男(ウィル・スミス)が死闘を繰り広げる物語。発電所も動いてないのに、なぜ電気が点くの?とか、もう一人現れた女性は一体どこから来たの?とか、ストーリーの中で疑問が数々あったが、ボクは特撮物が好きだから、その点では満足した。あの荒涼としたNYの街の風景はどうやって撮影したのかなあ?


それにしても現実に起きている人類滅亡のシナリオ、、、「地球温暖化」の言葉を聞かない日はない。京都議定書に各国が従い、温暖化対策に取り組んだとしても、時すでに遅し、ではないだろうか。ボクが心配するのは、シベリアの凍土に封じ込まれた「メタンガス」が空中に拡散している、という事実。メタンはCO2の何倍もの温室効果があるという。温暖化すればさらにメタンが放出されるという悪循環。これを止める手だてはない。人類のCO2対策も焼け石に水となるだけ。


今は冬。この日本にいて、この季節に温暖化を実感することは難しい。南極・北極の氷がすごい勢いで減少している事実を、こたつの中で想像することは難しい。しかし、全地球の平均気温は確実に毎年上昇している。NASAが面白いことを言っている。「地球に降り注ぐ太陽光のほんの3%をカットできれば、たちまち気温は下がり出す」「影を作るか、雲のようにして光をカットする二つの方法がある」。どうなんだろう。現実にはできるのか。CO2を吸収する方法も大規模にやらないと効果はないだろうし、それにしたって電力が必要だ。非石油エネルギー自動車もなかなか普及しない。


ボクらが今、せめてできることはなんだろう。できるだけ車に乗らない。乗ってもアイドリングはしない。無駄なモノは買わない。木を植える。そんなことぐらいしか頭に浮かばない。地球が熱くなり、人類滅亡の日までのカウントダウンを遅らせることしか、残された道はないのだろうか。自転車に乗ることが、少しでもアピールになれば、という思いもあるが、なかなかこの車依存社会はやみそうにない。


人類滅亡の日まで、人は大きく二通りに分けられる。
ひとりは、ボクのように最後までずっと心配している人。
もうひとりは、最後の日まで享楽的に生きる人。
さて、あなたは?
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# by ozawa-sh | 2008-01-02 21:46 | Comments(5)

今年の初乗り

「初乗りに行きませんか!?」という呼びかけに8名のメンバーが応じてくれた。当初は4人参加のハズが、集まる、集まる、8人のオジサン達が。日溜まりの中で皆さんの到着を待っていると、「ヘルメットを忘れたのでUターンします!」とzattiさんからメール。かと思えば、Fかわ君が向こうから自転車をかついで走ってくる。「シクロの練習、、、いえいえパンクしたんです」とのこと。さらにはKにしさんはフィクストギアの競輪仕様のバイクやし、、。今日のメンバーは皆、走り慣れている人ばかりなので、一応安心なのだが、さてさてこの先どうなることやら、と少し不安がよぎる。


オレンジ軍団が瀬田川沿いを走る。ゆっくり走るつもりだったが、追い風がどんどんとスピードを加速する。のさんとFかわ君はシクロ車だが、彼らの力なら、それくらいがちょうどいい。洗堰を渡り、関津峠にかかったその時、、Fかわ車の後輪がまたまたパンク。坂の途中で再び修理をする。タイヤをさぐってみると、裏に突き出たなにかの「骨」が!こりゃあ、何度修理してもパンクするわけや。「昨日草津川の河原を走ったときに魚の骨が刺さりましたかねえ」とさ。


再スタート。朝宮への緩い上りの途中で、旧道に入り、さらに脇道に入る。これが「富川林道」なのだが、正式には「牧・富川林道」のようだ。この静寂な道を皆に走って欲しかった。しかし、徐々に勾配がきつくなり、列がばらけてくる。以前「朽木周回コース」の上りでヘロヘロになっていたononoさんも、今日のこの上りをなんとか走っている。あの時から比べたらかなりパワーアップ。しかしシクロのお二人はしゃべりながら軽々と先を行く。


さらに勾配がきつくなり、前方を見ると、コーナーに氷が張っていた。とっさに落ち葉の上へとコースを変更したところ、その下にも氷が張っていたようで、ツルッと滑ってしまった。しばしあえいだ末、峠に到着した。しばらくぶりの自転車、と言っていたみよCさん、zattiさんを待ち、フィクストギアのKにしさんも待つ。その間足もとから冷気が忍び寄ってくる。今の気温はおそらく0度に近いのではないだろうか。


全員がそろい、峠を下る。あっと言う間に採石現場に出、少し上り、あとは長い坂を下って行く。50キロオーバーで緩いカーブをクリアしていくのが気持ち良い。田代に出、さらに下り基調の道を飛ばして行く。「大鳥井」の信号を渡り、前方の第二名神のアーチに向かって上り始めた。「金勝」の坂である。これも長いのだが全員がクリアし、裏道を下っていく。日も傾き始め、いつしかひとりふたりと少なくなって、今年の正月初乗りは無事終わった。
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# by ozawa-sh | 2008-01-01 19:50 | Comments(7)


遊びをせんとや生まれけむ


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