王家の谷、そしてしょうゆをかけて食べるアイスクリーム

奈良づいている。京都とは違った歴史の重み。これが人をとりこにする。で、今日は快晴の下、奈良市の北に伸びる「佐保・佐紀路」をノンビリ歩いてきた。なぜ自転車で行かないかって?MTBが現在修理中だからである。そして地図を見ると、とんでもなく入り組んだ路地を行くことが多いようで、ここはひとつ歩いて下見をしようと出かけた。


電車か車か、さんざん迷ったのだが、乗り換えのことを考えるとどうしても車に利がある。「環境、カンキョー」と言っている人間としては失格である。そして、奈良へ向かう途中「やっぱり、、」と大いに後悔した。木津あたりですごく渋滞していたからである。で、車を置く奈良少年刑務所に到着したのが、すでに11時半になってしまっていた。これから約20キロほどを歩き、何時に帰ってこられるのか。


まずは刑務所のレンガ塀に沿って歩き始める。住宅街の静かな道。このあたりが佐保山である。ひんぱんに地図を見ながら確認して前へ進む。まずは「興福院(こんぶいん)」を目指す。ところが知らぬまに通り過ぎてしまい、ウロウロしているとおじいさんが近づいてきて、とても親切に道を教えてくれた。おまけに地図にはない幅1メートルほどの裏道まで教えてくれた。これがまた趣のある道で、大いに特をした気分。写真はその山門から見たところ。奈良高校の正門前を通り、ややこしい小道を曲がっていく。地図と「歴史の道」という道標だけが頼りだ。


「不退寺」が正面に見えてきた。この寺の中には石棺があり、以前来たときに見たのでパス。24号線を渡ると、ここから古墳が連続して現れる。しかもどれもこれもが大型の古墳ばかり。まさに「王家の谷」と呼ぶにふさわしい一帯である。「ウワナベ古墳」「コナベ古墳」から「磐之媛命陵(仁徳天皇のヨメさん)」の間を通り、平城京の大改修の門が見えてくる頃には「平城天皇陵」の横を通過する。西へ進むとさらに古墳の密集度が高くなり、古い神社も左右にたくさん現れてくる。門前に立っている説明を読むと、ほとんどが1300年以上前の創建。道に迷いながら、「日葉酢媛命陵(なんて読むのかわかりましぇん)」「孝謙天皇陵」「成努天皇陵」などが隣りどうしにひっついて並んでいる。このあたりの雰囲気がすごく良く、もっとハイカーが訪れてもおかしくないと思うのだが、それほど人は見かけなかった。


「神功皇后陵」を右手に見ながら、次は今日楽しみにしていた「秋篠寺」へと急ぐ。「奈良競輪場」の近くを通り、ここからも民家の間を迷いながらお寺へ到着した。この寺の中には有名な「伎芸天」がおられる。本堂(国宝)の前には今を盛りと紅梅が咲き、すっきりした本堂の屋根の曲線とのコントラストが素晴らしい。薄暗い本堂の中に入ると、その伎芸天が左端に立っていた。本尊の薬師如来はちょっと面白い顔をしている。観覧する人たちはもっぱら伎芸天ばかり眺めている。これが国宝ではなく重文だというのがどうも解せないのだが、、。秋篠寺のコケの庭もすごく見事である。


山門を出て南下。すると向こうからマラニックの人たちが走ってきた。以前にも南紀でマラニックの人たちと出くわしている。さて、ここで西大寺の駅に向かおうと思ったのであるが、駅前にその「西大寺」があり、境内を通っていくことにした。土地の名前になっているくらいだから、大きなお寺である。


近鉄でふた駅、奈良に戻る。駅前は観光客で大にぎわいであった。商店街を抜け、車へ戻る途中、ふと見ると民家をそのまま喫茶店にしたようなお店の前に、「しょうゆをかけて食べるアイスクリーム」という札が目に入った。「え、え、えー!?」と思い、思わず入ってしまった。するとそこはほんとの個人宅で、「どうぞ、好きなところにお座りください」と店主。で、ソファーに座り「しょうゆをかけて食べるアイス、下さい!」と注文。ウーム、一体どんな味がするんやろ?と想像していると目の前に出てきた。おそるおそる一口。「???!!!」なんとも言えない味がした。いや、不味くはない。むしろ美味しい。そして最後はまた食べたい、と思った。


車に戻ると2時半くらいで、以外と早く着いた。帰りは渋滞を恐れ、加茂を通って帰った。
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# by ozawa-sh | 2008-03-22 21:42 | Comments(6)

満月

6時頃、会社の窓から東山の上にポッカリと満月が。思わず「月はおぼろに東山」と口づさんでしまった。春のおぼろ月ではなく、秋の透明な空に浮かぶ月のようだ。この時期にしては珍しい。駅から自転車に乗り、月と同じスピードで走る。この感覚、、どこかで体験したことがあるなあと思ったら、小学生の頃に通ったソロバン塾の帰りを思い出させた。


ソロバン塾は家から5分ほどのところだったのだが、終わると公園を突っ切り、一目散に走って帰る。今でも鮮明に思い出すのは、月の光で影ができ、それを追いかけながら走ったことである。小脇にかかえたソロバンがシャッシャッっと鳴っていたなあ。


今夜の月は、ボクを子ども時代に帰らせてくれる月だった。
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なんだか、つまらん写真でごめんなさい。
やっぱり本物の月を見ないとダメですね。
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# by ozawa-sh | 2008-03-21 22:24 | Comments(3)

NHK全国放送に出た!

先日から奈良の吉野川でカヌーを漕ぎませんか?というお誘いを受けていたので、行こうと思っていた。ところが今日は朝からかなりの雨。天気予報では昼過ぎからあがるでしょう、と言っているのだが、水源となる三重県はかなりの雨量らしい。実はこの川にはいやな思い出があって、「吉野の雨」と聞いただけで、その時のことを思い出す。


かれこれ20年前になるだろうか。仲間と北山川へカヌーツアーに行った。ちょうど台風が接近していたのだが、台風が上陸する前に川下りを終える予定だった。深夜に出発し途中まで空には星がまたたいていた。ところが、五條市から吉野川をさかのぼり、十津川に沿って南下するあたりからポツポツと雨が降り出し、曲がりくねった道を南紀の懐深い山中へと分け入るあたりから、猛烈な豪雨になったのである。しばらくトンネルの中で待機し、皆との話し合いで、「ここは引き返すべき」との結論に至り、残念ながら今来た道を帰ることになった。道路は川のように流れていた。すでに夜中2時くらいだったので、いつも大会が行われる芝崎の駐車場で仮眠してから帰ることになった。そこは吉野川を眼下に見下ろす場所で、水面から30メートルはあるだろう。


車の中でグッスリ眠る仲間達。そして夜がしらみだした頃、遠くからかすかに「助けてーーー、、、」と叫ぶ声が聞こえた。「ん?」と思い、車の外に出てビックリした。なんと、吉野川はすぐ足もとでごうごうと音をたてて流れているではないか!このあたりは岩場で川幅が狭くなっているとはいえ、30メートル近く水位が上がったことになる。そしてくだんの声の主は、どうやら川のふちの深い茂みの中にいるらしい。しかしカヌーに乗って救出できるような生やさしい流れではなく、全員なすすべもなく立ちつくすばかりであった。その声は二度としなかったのであった。
上流のダムが急な大雨で、一気に放水したため、河原にいた多くの釣り人達が命を亡くした。後に裁判になっている。


実は今日、もうひとつカヌーの用件があり、午前中に、「地球エコ2008地域から環境を考える」というNHKの生放送に、結成された「びわ湖トラスト」が出ることになり、発起人は湖北の知内浜に集合。「カヌーイストは出番ですよ」との号令を受けていたのである。もちろん任意参加なのだが、こちらにも行ってやりたい、という思いがあった。8時に現地集合なので、早く決めないといけない。


優柔不断のボクは、車にカヌーを積み込みながら、まだ迷っていた。約束の時間は迫ってくる。「これくらいの雨なら吉野もそんなに増水してないんとちがうかなあ。久しぶりに流れの中でカヌー漕ぎたいし、、」「この天気でトラストの連中の集まりが悪く、応援に行ってやりたいなあ。ましてカヌーイストの出番だと言うし、、」とさんざん迷ったあげく、「吉野はまた行けるけど、NHKに出るチャンスは二度とない」という結論に達し、北に向かう決心を固めたのであった。(Oがわさん、すみませんでした!)


湖西道路を使い、1時間ちょっとで知内に到着。NHKの放送車が2台、パラボラアンテナを空に向けている様子が目に飛び込んできた。そして向こうの砂浜にはメンバーがカメラやスタッフの前に並んでスタンバイしている。ストラーダからはフジイさん、つっつんが参加していた。リハーサルも始まり、ボクはギリギリのタイミングで到着することができた。


「はい、最後に皆さんで元気よく手を上げて振ってください!」との可愛い女性ディレクターの指示で練習をする。そしてスタジオと現場をつないで本番開始。ボクはパドルを突き出して、後列でも目立つようにした。カメラ、マイク、セリフを書いたパネル、手元の時計とにらめっこしながら指示を出すディレクター。なーるほど、中継とはこういう仕組みになっているのか、とちょっと興奮しているうちに中継が終了した。
発起人のひとり、大津在住の画家、ブライアン・ウィリアムズさんの顔も見えており、手に自分の作品を持っていたので話しかけてみた。彼はすぐにボクのパドルに目を留め、「わあ、いいパドルですね」と流暢な日本語でしゃべってくれた。握手し、手にした作品についてしばらく質問した。


帰宅途中、高島の水鳥センターの下でウッドカヌーを作っているところに立ち寄ってみた。主催者が不在だったが、工房のカギを開けて中を案内してくれた。作りかけのカナディアンカヌーがひっそりと完成を待っていた。


帰宅し、1時間昼寝。その後ロードで2時間のトレーニング。途中でストラーダに寄る。シャワーのあと、フルート練習。なんだか今日はバタバタの一日だったような気がする。
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# by ozawa-sh | 2008-03-20 20:50 | Comments(9)

花粉症が治った!?

ononoさんと朝練。日の出が現在6時03分なので、集合をいつもより早く6時15分とした。時間どおりononoさん登場。心配なのは、週末にかなりの距離を乗っておられるので、疲れていないかということ。普通ならここらで休みを入れるのに、朝練。さらには帰宅してから仕事場までジテツウするというから、またひとりチャリバカが出現した。


家を出る前にウェアを迷ったが、下はロングとショートの組み合わせ、上は起毛ジャージとアームカバーとウィンドブレーカーの3枚だけ。グローブはモンベルのアンダーグローブとストラーダの指切り。足にはハーフカバーを重ねた。ヘルメットの下に薄出のキャップをかぶる。しかし走り始めはさすがに寒かった。スタートがいつもより15分早いので、少し遠回りする。南郷洗堰を渡り、田上の田園地帯を走る。ononoさんも積極的に前を引く。体が大きいので、後に着くとすごく楽だ。いつものように、電柱2本分の距離をダッシュ。


大鳥居の上りから瀬田文化ゾーンへの連続した上りをこなす。時速20キロを割らないように上る。今日は23キロくらいで上れた。医大の裏をゆっくり流し、息を整える。瀬田川に向けゆるい下りを飛ばす。緑道をゆっくり走り、ononoさんと別れる。今日は1時間ちょっと走れたので、満足。


今年も花粉症の季節になったのだが、開き直って一切マスクもメガネもしていないのに、症状が出てこない。さすがに朝起きると目がカユイのだが、例年に比べたらたいしたことない。クシャミもたまーに出る程度。一体どうしたんだろう?ひょっとして、体が花粉を吸収する許容量を越してしまい、マヒしているのかも。それとも歳をとってくると感じにくくなってくるのだろうか?


写真は奈良、布目ダムへの上りの途中にて。
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# by ozawa-sh | 2008-03-18 20:50 | Comments(6)

修行

起きたのが遅く、「さて今日はナニしてアソボ?」。で、伊吹山ヒルクライムを意識して「富川林道」を走ることにした。正式名は「富川-牧線」と言うらしい。次第にきつくなる傾斜は、走りごたえ充分である。


その前にまずは家の掃除、フトン干し、そして今日はトイレ掃除もした。庭の水巻きホースを家の中に引き込み、手も足もまくり、ブラシ片手にゴシゴシとやる。仏教では「東司(とんす・とうす・とっす トイレのことですね)」をきれいにすることは修行のひとつとされているそうで、ボクも今日は朝から修行である。便器をゴシゴシやっていると、確かに雑念が振り払われ、次第に崇高な気分になることを発見。これはクセになるかも、、。


11時、心清らかになったおざっちは、富川林道に向けて出発。鹿跳橋を渡り、富川より細い林道に入った。今日は峠までたれないように走り切るのが目標。30分ほどのヒルクライムを黙々と漕ぐ。ここは傾斜がきつくなったり、ゆるくなったり、波状にしかけてくるので、飽きることがない。杉林の昼なお暗い道なので、昼暗いむ、、ひるくらいむ、、、ヒルクライム(もーええか?)


今日は目標どおり峠までがんばって漕げたので満足。カーボショッツを流し込み、あとは一気に下りを飛ばす。途中、いきなり鹿が二頭、道に飛び出し、ボクと同じ方向にしばらく走る場面に遭遇。最後はボクの方をチラッと振り返り、森の中へと消えた。ここで時速59.7キロを記録。もうちょっとで60キロだったのになあ、、いくじなし!


さ、これから昼寝。起きたらフルートの練習を予定。今日はバッハの無伴奏ソナタを吹いてみよう。
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# by ozawa-sh | 2008-03-16 15:12 | Comments(3)


フルート大好き!そのために感性を磨き、体力をアップし、日々努力。そんな毎日を書き綴っていきます。


by おざっち

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