カスタネット

「滋賀市民ギターオーケストラ」というアンサンブルがあり、来る11月26日に安土文芸セミナリヨで行われる音楽祭に出演する。いきさつについては省くが、「戦場のメリークリスマス」の中で、助っ人としてボクがフルートを吹くことになり、先日その練習に行ってきた。まあこの曲はそれほど難しくない。しかし同時に渡されたのが、「春の夜の雨の中でうたいおどるかえるの歌」という、いわゆる「カエルの歌」の変奏曲の楽譜。こちらはフルートの出番はなく、なんとカスタネットを叩いてくれ、とのこと。リズム感の悪いボクが、打楽器だなんて!
で、やってみたら、やっぱり無茶苦茶になってしまった。打楽器の楽譜って、当然音階というのが無く、ただ単にリズムだけが表示されているのだが、見慣れない楽譜だし、第一カスタネットの打ち方なんて知らない。ゴムを中指にはめ、拍手するみたいにパンパンやることしかできない。なので、三連符や四連符となると、当然間に合わないから、必死でパンパンやることになる。なんとも歯切れの悪いこと。

これではいかんと思い、ユーチューブを見て、連打の仕方などをマネしてみた。な~るほど、両手の指を使ってやるんだなということが分かってきた。しかも、指を打つ、というよりギターの弦をはじく感じで指を動かすと、音のキレが良くなることが分かってきた。それにしても達人と言われる人の演奏や、フラメンコなどで打たれるカスタネットはスゴイ!のひと言。

見よう見まねでやっているうちに、なんとなく音の粒が揃ってきて、様になってきた。そうなってくると、楽譜を読むのにもゆとりが出てくる。♪かえるの歌が~カタカタ♪と、ハマるようになってきた。うん、楽しい。

本番までにまだ時間があるから、がんばって練習しよう。
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# by ozawa-sh | 2017-10-31 21:43 | Comments(0)

公民館でコンサート

19日(木)は、栗東の小坂(おっさか)公民館で、リアンのコンサート。
出し物は、、、

・乾杯の歌
・大きな古時計
・亜麻色の髪の乙女
・ふるさと
・旅愁
・東京ブギウギ
・恋のバカンス
・ブルーシャトー
・川の流れのように
・瀬戸の花嫁
・花は咲く


合間にボクがバスフルートの紹介として、「象さん」と「里の秋」をソロ演奏。

約30人ほどの地元の方たちが聴きにきてくれた。例によってほとんどがジジババだったけど、曲が終わると「ブラボ~!」と叫んでくれる方や、促さなくても一緒に歌ってくれたりと、とっても客席との距離が近く、暖かい演奏会になった。ボク自身もしっかり音が出て気持ちよかった。
しかし、ボクがカスタネット・マラカス・タンバリンを忘れてきたり、流すべきバックのカラオケが入っていなかったりと、ミスがあったのは反省点。まあ中高年のアンサンブルだから仕方ないか(笑)。

今回は、演奏する集会室とは別に、準備のための部屋を確保してくれたからやりやすかった。終わってからサンドイッチやお菓子をお土産に持たせてもくれて、こういう主催者側の心くばりがうれしい。またここで演奏したいと思う。
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# by ozawa-sh | 2017-10-21 21:02 | Comments(0)

カヤックでビワイチ いよいよゴールが見えてきた

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時計回りに琵琶湖を漕いできて、彦根まで来たおじさん二人。天候さえ安定していれば、なんとかゴールまでたどりつける可能性が出てきた。その間、道中たくさんの方々にお世話になり、思っていたような「ハードな冒険の旅」とは少し違ってしまったところがあるものの、これだけの長距離を漕ぐことは未知の経験であった。それを今達成しようとしている充実感は、なにものにも替えがたいものであった。
手にマメはできたけど、腰が痛いわけでもなく、お腹を壊したわけでもない。そのことに感謝しつつ最後の旅を続けた。




(彦根から近江八幡へ)
テントから顔を出す。雨が降ってないなあと思い、さらに湖面の様子を見る。今日も穏やかな琵琶湖。テントを撤収する前に、すぐ近くの彦根港へ歩いていく。ここに琵琶湖周航の歌五番の石碑があるはずだ。人に聞いてその場所へ行く。
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テントへ戻り、準備してカヤックに乗り込む。いくつかに分けた荷物も、どこになにを収納したのかゴチャゴチャになってしまったが、とりあえずはすべてをカヤックの中に収めることができた。次回やるときは、荷物の整理の仕方を考えねばと思う。

単調な長い浜が続き、小さな岬を目標に漕いでいく。「沖島」や「三上山」も霞んでいる。自分のイメージとは違う方向に見える。今回役立ったのがガーミン(GPS)。この湾がどんな地形をしており、どこをどう通ればいいのかがよく分かる。自転車とはまた違った使い方だ。

「荒神山」を左手に見ながら、「愛知川」河口を過ぎると、「伊崎寺」のある半島が見えてきた。しばらく漕ぐと棹飛びの柱が見えてきた。崖が迫ってきて、やがて棹飛び柱の真下に来た。高さ7mのこの柱の先端から飛び降りる行事を、一度カヤックから見たいと思っているのだが、いまだ叶っていない。
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時間はまだ昼前。中継地点である宮ヶ浜には、ビワゴンさんが待っているハズだが、その前に沖島へ寄っていくことにした。すでにここから赤い鳥居がわずかに見えている。湖面も相変らず穏やかだが、島との間は風の通り道になっているので、少し風がある。しかし、ここまでのことを思えばどうってことないとばかりに、ピッチを上げて沖島へと向かう。
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以前は水の中に玉砂利が敷かれ、それが鳥居へと続いていた厳島神社だが、今はその玉砂利が泥に埋まってしまったのか姿がないのが残念である。手を合わせ、休暇村のある宮ヶ浜へと向かう。30分ほどで到着。ビワゴンさんと数人が待っていてくれて、浜の方へ近づいてきてくれた。時々一緒に漕ぐことのあるタカコさんの姿も見える。
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上陸し、昼食とした。ウ~ム、インスタントラーメンって、こんなに美味しかったっけ!?
皆さんと色々お話をし、またタカコさんからヨガの指導も受け?最後の宿泊地「長命寺港」へと出発した。距離は5キロほどだし、よく知っているところなので安心して漕ぐことができる。

(感動のゴール)
長命寺港に到着。港にはなんと「うみのこ」が停泊していた。最近、よく会ううみのこ。ここでもまた。
港の一番奥に、ヨットクラブがあり、その前が降りやすい傾斜があったので、ここでカヤックから降りた。そこの管理人さんに許可をもらって一泊置かせてもらうことができた。Harmattannさんの手作りカヤックに興味を持たれたのか、盛んに写真を撮っていた。同じ船乗りとして興味が湧いたのだろう。
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未明から雨の予報だったので、東屋の下にテントを張らせてもらう。すぐ横には「ずいかくの湯」という、新しくできたスーパー銭湯があり、夕方入りに行った。しかしHarmattannさんだけはいつの間にかトイレの水で体を拭き、「ボクはこれで充分です」とのこと(笑)。いや笑ってる場合じゃないけど、とにかく山男である。

静かな夜が明け、港に停泊するヨットのマストの先端が、わずかに揺れている。しかし小雨模様だったので、東屋の下で助かった。雑炊を食べ、準備を整えて出発。今日で旅も最後。なんだか感慨深いスタートだった。もちろん琵琶湖就航の歌六番の石碑もチェック。800段の階段を上がった長命寺の境内にも歌碑があるそうだが、もう無理。
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琵琶湖大橋までは曲がりくねった湖岸線。ある程度このカーブに沿いながら漕ぐのだが、面倒になって直線的に漕ぐこともあった。まあそれもフネの良さだろう。
マイアミ浜を越えると、遂に見えてきた琵琶湖大橋。これを過ぎればもう自分の庭みたいなものである。大橋をくぐり南湖へと入っていく。たくさんの釣りボートが浮かんでいるし、構造物も多い。しかしゴールまでの15キロがすごく遠く感じられた。早くゴールしたいと、心が急いでいるからだろうか。

近江大橋をくぐり、いよいよゴールが近づいてきた。いつも自転車で走るなぎさ公園に沿って漕ぐ。「よくここまで来られたなあ」と、ちょっとウルウルしてしまった。トライアスロンのゴールもそうだったけど、長距離を走ってきた最後の瞬間ほど感動することはない。
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前方にHarmattannさんの奥さんの姿が。水の上と陸の上と、一緒に走ってゴールの瞬間を味わう。
カヤックから降りる。雨はまだ蕭蕭と降っている。
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# by ozawa-sh | 2017-10-18 11:07 | Comments(0)

カヤックでビワイチ 近江舞子~知内浜~彦根

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カヤックで長距離を漕いだのは、かなり以前に朝鮮海峡を横断するイベントに参加したのが最後。流れのある川でスラロームすることに夢中で、静水を漕ぐシーカヤックなんて単調で面白くないと思っていた。しかし朝鮮海峡横断だけは異国の地まで自力で渡る、という点で魅力があったので参加したのだ。それをやり遂げたとき、カヤックの楽しさは川だけではないと認識を新たにした。それでも興味は川にあった。

その後スラロームから遠ざかり、アウトドアと言えば自転車ばかりになってしまった。しかし細身のシーカヤックを手に入れたことで、静水を漕ぐことの面白さに目覚めたのだった。水を切り裂いていく快感、そして歩くより速く自転車より遅いという、そのスピード感に魅力を感じた。なによりも、水上を長距離移動していくことができる楽しさがあった。荷物もたくさん積めるから、キャンプしながら移動すれば楽しいに違いない。身近には琵琶湖があるじゃないか。

そんなことが今回のビワイチの前段としてあったのだろう。しかも今年は「琵琶湖周航の歌 百年」という、またとないタイミング。これはもうやるしかないと思った。

ということで、今日はその第二回目。




(近江舞子から知内浜へ 強風の中を進む)
琵琶湖は甘くはなかった。スタートこそ穏やかな湖面だったが、白髭神社を過ぎたあたりから徐々にうねりが高くなり、強風が吹きつける。岬を越えるとさらにきつくなり、時速3キロほどしか進まなくなった。しかも沖出しの風で、沈すればたちどころに沖へ流されるのは間違いない。
互いに離れないように気をつけながら、Harmattannさんと前後して漕ぎ続けた。空はどんよりと暗く、大自然が我々に試練を与えているかのよう。
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やがて遠くの湖上に小さく鳥居が見えてきた。白髭神社である。波風も少し治まり、鳥居に近づく。鳥居をくぐりながら、旅の安全を祈る。しかしこの後もさらに波風が強くなり、やはりお賽銭を投げておくべきだったと反省(笑)。とにかくわずかでも前進する。

高島の先端をかすめ、第三の歌碑のある今津港へと漕ぐ。10キロほどの距離がなかなか縮まってこない。水上から見る距離の感覚というのは、陸上とはまた違う感じで、水上にはあまり比べるものがないから錯覚する。
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そして今津港に到着。ここからは観光船が出ている。上陸し、早速歌碑を探す。三角の尖った石碑だった。記念撮影し、ここで昼食とした。北海道の友人から送ってもらったジャガイモが美味かった。気温が下がり、寒く感じた。
さてここから6キロほど先の知内浜まで漕がねばならない。波もやや穏やかになり、前方には小さく「竹生島」の影も見えてきた。おお、遂に湖北まで来たか!、という感慨が湧いてくる。
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午後3時頃、知内浜キャンプ場に到着。やれやれ、今日はもう漕がなくてもいいんだ。艇を砂浜に上げ、キャンプの受付へ行くと、定休日と書いてある。しかし、シャワーとトイレは使える状態で助かった。予報では、明日は雨とのことで、建物の軒下をお借りして、テントを張った。翌日は早朝に出発したので、料金を払うことはできなかった。シャワーは300円で3分間だったので、大慌てで体を洗った。でもスッキリした。

昨夜は7時に寝てしまい、起きたら6時だった。なんとなんと、11時間の睡眠!自分でもビックリした(笑)。結局雨は降らず、助かった。
7時15分、数人の釣り人から離れた浜からスタートする。波は静か、東の空が明けてきて対岸の灯が見えている。なんともロマンチックな風景の中を漕ぎ出す気分はとても良い。

まずは海津大崎をかすめ、その向こうのつづらお崎へのコースは、途中から直接竹生島を目指すことに変更した。それは湖面が穏やかだったので、今のうちに距離をかせいでおこうと思ったからだ。いつ何時天気が急変するか分からない。以前にそういうことがあったので、教訓を生かした。
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少し波が出てきたが、少しづつ島影が大きくなり、竹生島に到着。しかしいつもカヤックを上陸する場所には漁船が停泊しておりできず。9時半まで観光船が来ないということなので、その桟橋横の階段に艇をもやって上陸した。
四番の石碑をゲット。しっかりした台のある立派な石碑だった。
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ここでHarmattannさんのスマホのケーブルが切れてしまったということで、買い換えるべく、対岸へと急ぐ。ターゲットは道の駅湖北みずどりステーション。小さな波を切り裂きながら漕ぎまくる。手のひらにマメができていて、当たるところを変えながら我慢して漕いだ。今夜はマメのところにパッチを貼ってやろう。

遂に東岸に到着。最北端の塩津へは、天気の急変を恐れて結局行かなかったが、それでも充分満足だ。危険をおかしてまでやることはないと判断した。
道の駅にケーブルは売ってなく、長浜まで行くことにした。米原のエレベータの試験塔を目標に漕ぐ。湖面は静かで、まるで夢の中を漂っているかのよう。この塔は対岸からも見えていたから、相当高いのだろう。いくつかの小さな岬を越え、やがて長浜城が遠くに見えてきた。あの下あたりに石碑があるはずだ。
そして着岸。そこにあったのは、ガラス?でできた碑。この碑には三番の歌詞が刻まれている。座れるようにもなっている。
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ここで昼食。ボクの得意料理「ニラ玉素麺」の登場だ。Harmattannさんがコンビニへケーブルを買いに行った間に、お湯を沸かし、素麺を茹で、麺つゆとゴマ油を数滴。そしてニラを手でちぎって落とす。最後に卵を割って出来上がり。これが実に美味いんだな。

豊公園を出艇。相変らず静かな湖面を漕ぎ進む。水鳥がたくさん羽根を休めている。次の目的地は彦根なのだが、さらに10キロを漕がねばならない。岸と着かず離れずの距離で進む。近いほうが、進んでいるように思えるが、遠いとなかなか風景が変わらないのだ。しかし相棒のHarmattannさんとはほとんど同じスピード。手作りのカヤックなのに実に性能がいいのには驚いた。
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彦根城が近づき、彦根港の手前、松原水泳場に到着した。今日はここにテントを張らせてもらうことにした。雨が心配だったので、本当は東屋の下がよいのだが、すぐ近くに車道があり、うるさくて夜は寝られそうにないので却下。カンポの宿のすぐ隣あたりに張った。

今日はまたまたHarmattannさんの知り合いの方の接待(笑)。車でお迎えしてもらい、風呂と食事付き。寒かったので、最高の風呂だった。また、なぜか寿司職人だった人が来て、ボクの横で美味しい寿司を握ってくれたのだった。また洗濯までしていただき、冒険旅行のハズが、どんどん「なんちゃって冒険旅行」になるのであった(笑)。

テントに戻り、やることもなく就寝。波音も全くせず、グッスリ寝ることができた。彦根港にある石碑は、明日の朝歩いて見に行こう。さて、明日は近江八幡まで漕ぐ予定である。
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# by ozawa-sh | 2017-10-17 22:29 | Comments(0)

カヤックでビワイチ 準備からスタート初日

長年の夢だったのが、「カヤックによる琵琶湖一周」。自転車では何度も回っているが、時速8キロ程度しか出せないカヤックで一周するには、少なくとも5日は必要である。しかも宿泊はすべてキャンプでと決めていた。旅はすべからく、すべてを自分でやるのが旅と思っているから、そこにこだわっていた。自分でハードルを高くするタイプ(笑)。
そんな折、「琵琶湖周航の歌」が今年で百年を迎えると聞き、やるなら今年しかないと思った。当時三高(現京都大学)ボート部の「小口太郎」という学生が、「ひつじぐさ」という曲に乗せて詩を書いたもので、全部で六番まである。「我は湖(うみ)の子~、、、♪」で始まるこの曲は、本当に良い曲で、ボクも大好きだ。
で、これらの歌碑が、琵琶湖の周囲に全部で七箇所あり、それを巡りながらカヤックで一周すれば、旅はさらに味わい深いものになるだろうと思った。
歌碑を一番からたどるとすると、コースは自ずから時計回りとなる。さらにコースを鑑みて、次の宿泊地を決めた。
(初日)  近江舞子
(二日目) 知内浜
(三日目) 長浜or彦根
(四日目) 近江八幡

こんなときに、強力な同伴者が現れた。その人はHarmattanさんと言い、自作でシーカヤックを作ってしまった人。彼がガレージで製作しているとき、たまたまボクが自転車で通りかかったというわけ。一旦は通り過ぎたのだが、「アレッ!?」と思い、引き返したのが運のつき(笑)、意気投合して友人となってしまった。そして「自作艇で琵琶湖を一周する」という彼の夢に、ボクも乗ることになったのが事の次第である。男の夢と夢が、ガップリ四つに組んでしまったのである。
本当は5月に決行の予定であったが、互いの都合がつかず、10月になってしまった。

その顛末を三回に渡って書いていこうと思う。ではでは、、、



(準備とスタート初日)
使うカヤックは、以前ビワゴンさんから中古で購入した、フジパドルスポーツ製のシーカヤック。細身のフネで、ラダーもついている。前後の荷室は広く、今回のキャンプ程度の荷物ならなんとか収まりそうだ。
また、パドルも中古のLENDAL社製のもの。以前は、スプーン形状のパドルを使っていたのだが、引きが重く、フラットなものに替えた。長距離には、楽に漕げるパドルでないと腕の負担となる。
シュラフと下に敷くマットは新しく購入した。問題はテント。記憶にないほど昔に買った、Eurekaのひとり用テントなのだが、シール部分が剥がれてしまい、しかも接着部分がネチャネチャとして劣化している。しかしテントを買うゆとりがなく、今回を最後と決めてこれを使うことにした。
キャンプとなると、食器や食材、また灯りやトイレのことも考えないといけない。衣類なども必要。その他たくさんのモノがリストに並んだ。それらを分類して袋に収めた。絶対に濡れてはいけない携帯や財布などは、防水袋に収納した。しかし前後荷室は、完全防水になっているから、ここに入れておけば濡れることはないのだが。
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食材と料理に関しては、山男でもあるHarmattanさんにお任せした。旅の途中、すっかりお世話になってしまった。ただ一度だけ、長浜での昼食だけは、ボクのお得意料理?である「ニラ玉そうめん」を作った。
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出発当日を迎えた。Harmattanさん宅は瀬田川に面しているので、スタートはそこと決めた。ズッシリと重くなった二杯のカヤックを水面に浮かべ、乗り込んだ。これだけの重量のカヤックがどこまで沈むのか不安だったが、少し喫水を下げただけだった。
奥さんの見送りを受け、8時45分、静かにスタートした。天気は晴れており、風もない絶好の日和。静かな水面を切り裂くようにしてカヤックが走り出す。今日から五日間のカヤックによる旅が始まるという心の昂ぶりが、思わずパドリングのピッチを早くする。
近江大橋を通過し、びわ湖大津プリンスホテルを左手に見ながら通過する。いつもは自転車から見るこのかまぼこ形の建物も、なんだか新鮮に見える。びわ湖ホール、琵琶湖ホテルも通過。相変らず湖面は静まり返っている。
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大津港を過ぎると、すぐに第一番の歌碑がある、旧三高の艇庫が見えてくる。ここに上陸し裏手にある歌碑へ行く。それぞれの歌碑を写真に収めることにしているので、ここで記念撮影。
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北上する。坂本城跡を過ぎ、右手に烏丸半島を見ながら雄琴、堅田の「浮御堂」「出島(でけじま)灯台」と漕いでいけば、琵琶湖大橋のアーチが見えてくる。橋のたもとの道の駅「米プラザ」にて昼食とする。
和邇、蓬莱と過ぎ、松ノ浦を過ぎれば、やがて本日のキャンプ地である「近江舞子」に到着した。水が透明で松林も美しく、南湖にこんなに良いキャンプ場があるとは知らなかった。
第二の石碑は、ホテル琵琶レイクオーツカ前にあった。「松は緑に~」の歌詞は、この二番までしか暗譜で覚えていない。
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さて、このキャンプ地ではHarmattanさんの知人の接待をしていただくことになった。風呂と美味しい食事をいただくことになった。しかもキャンプ地までの送迎付き。おじさん二人の「冒険旅行」は、早くも「なんちゃって冒険旅行」となっていったのであった。
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# by ozawa-sh | 2017-10-16 22:49 | Comments(0)


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