サラリーマン人生、最後の日

ついにやってきた「この日」。37年2カ月勤めた会社を去る日である。朝一番に社長室へ行き、辞令を受け取り、社長としばし懇談。ウチの会社にこんな立派な部屋があったなんて、初めて知った。
社長「37年間、お疲れさまでした。どうだったですか?」
ボク「はあ、仕事を越えたおつき合いになった方もたくさんおられ、本当に幸せなサラリーマン人生でした」
社長「そうですか、、。健康そうでこれから時間もできますし、どんな計画ですか?」
ボク「ええ、まだまだ体が動きますので、今やっている自転車を楽しみたいと思います」
と無理矢理話しを自転車へ持っていく。
社長「今自転車がブームですよね。知事にも自転車を中心としたイベントを提案してみようと思っているんです」
ボク「あ、その時には是非私もお手伝いを、、」
なんて話しの展開になった。
金曜日には今の職場の仲間に送別会もしてもらい、来週にも同じ大学出身者で送別会をやってくれる。ありがたいことだ。


と、退職はしたのだが、明日からはまた契約社員として、同じ職場で同じ仕事をすることになっている。
37年2カ月、、、、。長かったなあ。本当に色々なことがあって、たくさんの思い出が次から次ぎに出てくる。悲しいこと、楽しいこと、一杯あったなあ。
ボクが唯一自慢できること。
それは、毎日駅まで自転車通勤したことかな。乗り継いだ自転車が6台。盗まれたこともあったが、修理を重ねて乗ってきた。多少はエコに貢献できたかも。


さて、明日からまた自転車で行くぞ!
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by ozawa-sh | 2010-05-31 21:24 | Comments(6)

完全フリーの休日

久々になにも予定のない日曜日だったが、「回遊魚」おざっちの悲しきサガ、あれこれと予定を立てて動き回った一日となった。ヨメは東北へ旅行に行っているので、自由気ままな休日だ。
まずは、先日の庭仕事でやり残したところがあったので、それを仕上げる。玄関脇のキンモクセイの剪定。ハシゴを使って、頂上部を切ってやる。長鋏で、ザクザクとカットしていくのは、結構快感。しかし切るのはいいが、後の掃除が大変。
車二台を洗う。水だけでザッと流してやる。洗車なんて半年ぶりかな。


はい、次。フルート練。最初はロングトーンでなめらかな音の練習。次、ソノリテ。次、タファネルとゴーベールという実に味気ない音階練習。メチャクチャ疲れる基礎練習だが、これをやっておくと曲に移った時の滑らかさが違ってくる。次、今度の発表会でやる曲、ノブローのメロディを丹念に仕上げる。来週ピアノと合わせる予定。


天気は快晴だし、少しヒンヤリ。午後からMTBでNトレールに行くことにした。いつものコースを行くが、久々のMTBがやけに重たく感じる。王滝ではストラーダのみんなが今頃がんばっているだろうと思う。近江大橋たもとには、可憐なピンクの花が群落していた。
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そして展望台へ。琵琶湖の湖面にはたくさんのヨットが浮かんでいた。
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ここへ来ると、いつも色んな思いが頭に浮かんでくるのが不思議だ。ひょっとして、この場所はボクのパワースポットなのかもしれない。


2時間走って、帰宅。シャワーを浴び、ソファーで横になっていたら、ウトウトとしてしまい、1時間ほど昼寝。夜は平和堂でサシミとギョウザを買ってきて(もちろん5時からの半額セール)、枝豆とチーズをアテに、ビールをグビっとやる。あー、幸せ。
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by ozawa-sh | 2010-05-30 21:06 | Comments(3)

庭仕事

早朝に目が覚め、ガバっと飛び起きて、顔を洗ったら庭仕事をすることにした。庭木が一気に茂り出し、夏を前にして今剪定しておいた方がいい。朝食を摂る前に約1時間半ほど、無心で仕事をした。ゴミ袋2杯分を切った。最後はササっと箒で掃いて終了。庭がサッパリした。
アシナガバチの小さな巣を発見し、親蜂が出かけている間にビニール袋でとってしまった。しかし、その巣からもう一匹出てきたのにはビックリ。


約ひと月ぶりにゼフィルの練習会へ行く。今日は快晴だったので、普通なら「さて自転車でも行こうかな」となるのだが、最近のボクは「フルート吹こうかな」と考えてしまう。それだけハマっているということだろう。それに、もうじき発表会なので、メンバーが抜けると困るのである。で、楽しく2時間バッハを吹く。帰宅してから、ソロの発表曲を練習。
明日は完全にフリー。MTBでも行こうかな。ストラーダの連中は王滝のレースに行ってるけど、この天気なら雄大な御嶽山の景色を見ながら走ることができるだろう。
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by ozawa-sh | 2010-05-29 22:43 | Comments(0)

現役最後のお給料

5月一杯で定年。先日、現役サラリーマン最後の給料をもらった。もちろん明細書だけで、現物は頭の上を飛び越えて、銀行へ直行なのだが。えらく手取りが少ないので、明細をよく見ると、税金が2カ月分引かれている。理由は、税金というのは前月分の給料に対して引かれるわけだから、もうあとがないボクのような場合は、今月分も引いておこう、というわけ。
また、退職金についての説明もあり、人事部でややこしい話しを聞いてきた。またもうすぐ年金のこともやらねばならず、こちらも色々な書類やら手続きがあってややこしい。しかしめんどうでも、これからの生活を支えていく為には避けて通れない作業だ。
いずれにせよ、これからは緊縮財政。ヨメからは「おかず一品減らすしね!」と言われているので、おちおちバイクパーツや楽譜も買えなくなりそうだ。バラ色の老後はいずこへ!?


定例朝練の日。5人が参加。ボク以外、皆さんは王滝を念頭に置いた練習として参加している。従って、今日は「坂3つコース」を行く。しばらく走っていない身にはきつい。案の定、長い上りの終盤でタレてしまう。それでもがんばって家まで漕ぐ。健康にこうして走れることだけでもありがたいと思わねばならない。熱いシャワーを浴びれば今日の始まりだ。
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by ozawa-sh | 2010-05-27 23:34 | Comments(2)

ドイツ旅日記最終回 飛行場へ行く電車を間違え、大慌て!

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ローテンブルグの朝。タウバー・リビエラから街を見上げる。しみじみと美しい街だと思う。もう来ることはないかと思う。長かったドイツ旅行も、いよいよ最後だと思うと、感慨ひとしおである。駅までバックパックを背負って歩く。すっかり自分の体の一部になってしまったし、背負っていると不思議に落ち着く。ビーパルでおなじみのシェルパ斉藤が言っていたかと思うが、人間の体はモノを背負うようにできているかと思う。駅に到着すると、東京から来た女性二人組がいて、話しをする。スペインからドイツに入ってきたんだとか。スペインは暑かったらしい。同じ列車でヴュルツブルグまで行った。旅の話しが次から次ぎに出てきて楽しい時間を過ごした。街を歩いてみた。アルテマイン橋を渡り、マリエンベルグ城へ登った。雨が降り止まず、今回の旅を象徴しているかのようだ。城の中は博物館になっている。塔が見事な石積みだ。
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駅に戻るとすぐにICEに飛び乗った。なかなか出発しないので心配になったが、隣の席のドイツ人が理由を説明してくれたので安心した。


ハーナウを経てすぐにフランクフルトに到着した。日本で予約した宿はすぐに見つかり、荷物をおいてしばらく休憩した。テレビではタイ内戦のニュースとユーロの下落ばかりを報道していた。ホテル近くのアラブ料理の店に入った。するとここはビールは出さないと言われ、がっかり。料金もなんだかごまかされたような気がする。


翌日はフライトまでに時間があったので、ゲーテ博物館へ行くことにした。「若きウェルテルの悩み」の直筆原稿やそれを書いたデスクなどが展示してある。ホテルに戻り、荷物をもらった
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フランクフルト中央駅から飛行場への鉄道はS8と9であるが、なぜか乗った電車はS1。なんだかヘンだなあと、隣の乗客に尋ねると、答は「ノー」だった。慌ててフランクフルトへ引き返し、再度調べて今度は間違わなかった。そんなことで、30分のタイムロス。飛行機の中に座った時はホッとした。実は、荷物の検査で、うっかり水を積んでいたので、没収。また歯磨きのペーストも没収されてしまった。ここでもタイムロス。実は、関空に到着し、飛行機を降りてから、お土産の入ったバッグを機内に忘れてしまった。無事に戻ってきたのだが、ミスの連続で旅の最後を締めくくることになってしまった。


今回のドイツの旅では「ジャーマン・レール・パス」が有効だった。車内でパンチされた痕跡と共に旅の記憶がインプットされているかのようだ。
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また、「地球の歩き方」もボロボロになってしまったが、この一冊を頼りに歩き回った。実は事前に「多分行かないだろうと」と思われる地域のページを切り取ってしまい家に置いてきたのだが、旅を終わり、再び元のページに収めてやろう。
また旅の反省点として、
1 ホテルではスリッパがあると便利だった。
2 セカンドバッグには、傘と水とガイドブックなどが入る大きさのものがよい。今回のは小さすぎた。
3 持っていった小説は荷物になるだけで、結局は読まない。
4 宿を中間あたりで予約しておいたが、どうしてもその日程にしばられるので、予約はしない方がよい。


長々と書いてきたこのブログも、またひとつの旅を終えたような気分だが、皆さんに読んでいただいて感謝。
旅の途中でボクは還暦を迎え、老いの入口に立ったような気分だが、本当に気ままな旅をしてきたことで、人生というのは自由なんだ、という元気をもらったような気もする。
人生のひとつの区切りをつける意味で、このドイツ旅日記を終わりたい。
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by ozawa-sh | 2010-05-26 22:30 | Comments(5)

ドイツ旅日記6 中世の街々を巡り歩く

日本でも知られている「ロマンチック街道」というのは、ロマンチックだからという意味も含まれているのだろうが、「ローマへの道」というのが本来の意味。その一番南側の街、フュッセンに泊まり、今日は北上しながらロマンチック街道に連なる宝石のような街々を訪ね歩くことにする。いよいよ旅のハイライトだ。その前に、ノイシュバン・シュタイン城へ行く。ドイツでの一番人気だが、実際に行ってみた感想では、「騒ぐほどのことでもない」といったところだった。城の主、ルートヴィヒ2世が謎の死を遂げ、夢半ばにして城の建設が中止されたので、全体の3分の1ほどしか完成していないのだとか。室内は確かに贅の限りを尽くした、という感じだが、なにか中途半端な感じだった。むしろ、遠くから望んだ城のシルエットこそが、この有名な城を味わうのにふさわしいと思った。そんなワケで、旅を急ぐことにする。
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まずは1500万年前に、隕石の衝突によってできたとされるリース盆地にある街、ネルトリンゲンへ行った。円形の城壁に囲まれたこの街は、赤い屋根と中心にはゲオルグ教会(通称ダニエル)がそびえ立っているという、まさに典型的な中世の街である。
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この教会のすぐ横のペンションに宿泊し、翌日この塔に登った。てっぺんからは、街が一望。まさにおとぎの世界が広がる。
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城壁で街を一周したのだが、壁の外にも公園が広がり、子ども達がサッカーをしていた。まさにうらやましい環境。
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その後、「クレーター博物館」へ行く。看板もなにもなく、街の一角にひっそりと建っている。しかし、中の展示は例によって充実しており、古い中世の街と隕石という、なんとなくミスマッチな組み合わせを理解することができた(ような気がする)。アポロの持ち帰った月の石も展示してあった。


駅でもらったプランに従い、ネルトリンゲン→ドナウベルト→トロイヒトリンゲン→シュタイナッハと何度も乗り換えてローテンブルグ着。相変わらず車窓からはタンポポの花畑の絨毯。
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ローテンブルグ。ここは観光客の一番人気の街で、ドイツに行ったら必ず立ち寄る街だろう。街全体が高台の上に建っており、街中が中世そのままの雰囲気を残している。特に「プレーン・ライン」と呼ばれる一角が美しく、絵になる場所である。
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「中世犯罪博物館」へ行く。前回も行ったところだが、「辱めのマスク」とか、魔女を閉じこめた箱など、当時の人々の倫理観を知ることができる。
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はい、次行ってみよう!クリスマスのグッズがビックリするほど置かれている「ケーテ・ヴォールファールト」をのぞいてみた。女の子なら絶対に喜ぶショップで、ボクも思わずここでおみやげを買ってしまった。
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実はローテンブルグの駅に降り立った時、ひとりのオジサンが「ウチのペンションに泊まれ」てなことを言いながら近づいてきた。料金がえらく安いし、車で宿まで連れていってくれるというので、ダマされたつもりで着いていった。決め手になったのは、プレーンラインのすぐ近くだったことと、やはり料金。この旅の最低料金を記録。なんせユースより安かったのだ。
城壁に沿って歩く。眼下には緑濃いタウバー渓谷が。前回はこの谷に沿って自転車で走った。
渓谷から街を見上げた景色が良い。この街はどこをとっても絵になる。
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夕食は今が旬のシュパーゲルをたらふく食べた。シュパーゲルだけで腹一杯になってしまうボリュームだ。
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翌日は市庁舎の名物仕掛け時計「マイスター・トルンク」を見に行った。
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定刻になると、写真のように窓が開き、二人の男がビールを飲むというもの。なんということはないのだが、次のような伝説に基づいたもの。
1631年、三十年戦争のさなかのこと。ローテンブルグを占領した皇帝軍の将軍が、市参事会員の首をはねることになった。たまたま、将軍がワインをすすめられたとき、将軍はこの大ジョッキを飲み干す者あらば斬首はやめようと言った。市長がこれを受け、見事に一気に飲み干して、窮地を救ったのだとか。一説では3.5リットルのワインだったとか。
さて、明日はいよいよ最終目的地、フランクフルトへ。この旅も終盤である。
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by ozawa-sh | 2010-05-25 22:40 | Comments(4)

ドイツ旅日記5 あこがれのノイシュバン・シュタイン城は目の前!

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アインシュタインを生んだ街、ウルムに一泊。宿を出たところで、こんな親子を発見。3人乗りのバイクに改造してサイクリングの旅をしている。とてもそんな風には見えなかったが、前に乗っている子がハンディキャップを持っていると話していた彼。元気にペダルを漕いでいった。行政がすばらしい環境を提供し、それを積極的に利用していく姿に感動!
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市庁舎の裏の広場(ラットハウス・プラッツ)の方へ歩いていくと、ブラスバンドの音が聞こえてきた。近づいていくと、地元のブラスバンドがテントの下で演奏している。
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アラビアのロレンス、マイウェイ、などを演奏。年寄り達が、楽しそうに聴き入っている。ハイデルベルクの教会でのコンサートといい、音楽が市民の日常の楽しみになっていることに、ここでも感動。


「アインシュタインの泉」まで地図を頼りに歩く。写真のように、巻き貝から飛び出しているのは、例のアインシュタインがベロを出した顔。
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このあたりに生家があったのだろうか。
城壁の上が散策路になっており、ゆっくりと歩く。城壁に沿って川が流れ、レガッタやペーロンを練習する姿があった。
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ICEに乗って、この旅のハイライト、ノイシュバン・シュタイン城のあるフュッセンへ行く。駅近くのホテルに飛び込みで入り、荷物を置き、フォルゲン湖へ流れ込むレヒ川沿いを歩く。アルプスの雪解け水が白く濁っている。ヨダレの出そうな散歩コースは自転車道も兼ねており、時折サイクリストが通り過ぎる。
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この道は昔ボクも走った道。ドイツ国内にはこんなサイクリング道が何千キロも続いているのだ。
さ、明日はあこがれのノイシュバン・シュタイン城へ! 遠くの山に、チラリとその姿が見えた。
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by ozawa-sh | 2010-05-24 22:51 | Comments(0)

ドイツ旅日記4 ベンツだアインシュタインだ!

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大学の街、ハイデルベルクからシュトゥトガルトへ移動する。実は、もうひとつの候補として、ネッカー川に沿った古城街道を行く、というプランもあった。で、駅へ行き、早く来た方の電車に乗ろうということになった。まるでサイコロを転がし、出た目の数で決めるような旅である。
早かったのはシュトゥトガルト行きの電車。2階の席には、トレッキング帰りの団体が同乗しており、降りる駅を案内してくれる。ドイツ人というのは、毅然として一見冷たい印象だが、一度話してみると、とても親切で、とことん教えてくれる。シュトゥトガルトの中央駅を降りてまずは目をひくのは、建物の一番上でゆっくり回るベンツのスリー・ポインテッド・スターだった。地元では4時と8時のマーク、と言ってるらしい。(あ、ガイドの説明がよく分かりませんでした)


まずは宿を決めようと思ったが、なにを思ったか、「ユース・ホステル(ドイツ語でユーゲント・ヘアベルゲ)」に泊まることにした。本当は会員にならないといけないのだが、会員でなくても泊まれるハズと、とにかく行ってみることにした。街中からはずれた丘の上にそれはあった。受け付けで会員になり、カードを作ってもらい、部屋に入った。二段ベッドが並ぶ、日本と同じシステム。シャワーやトイレも簡単なものだったが、十分に清潔で、昔のユースとは全く別物だった。自分でシーツを敷くのは昔と同じだ。
窓から下を見ていると、倉庫のような中で、おじさんが丸いテーブルを作っているのが見えた。
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どうやらテーブルの縁の仕上げをしているらしかったが、何度も何度もヤスリで磨き上げ、見ているこちらが飽きるほどそれを続けている。こんなところにも「ドイツ」を感じてしまったおざっちであった。


「地球の歩き方」に、「シュトゥトガルト・カード(9.7ユーロ)」を買うと、「多くの博物館や美術館が無料になる」と書いてあったので、駅前のインフォメーションで買い求める。
シュトゥトガルトと言えば、「ベンツ」「ポルシェ」の本拠地だが、新しくできた「メルセデス・ベンツ博物館」へ早速行ってみることにした。S1に乗って「Mercedes-Benz」駅で降りる。少し歩くと、近未来的な建物が見えてきた。
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手前にはメルセデス・サッカー競技場がある。長い列に並び、まずは最上階の展示室へエレベーターで上る。メルセデスの成り立ちから時代順の展示となっている。螺旋状のスロープで降りながら見ていく仕組み。数々の名車が、どのような時代背景を元に生み出されたのかが分かる。ここには第一回のツールの写真もあった。
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日本語のオーディオ・ガイドは、その展示物の前のターゲットに向けてボタンを押せば始まるシステムになっている。昭和天皇に納車されたグローサー・メルセデス770もあった。トラック、消防車、トラクター、もちろんレーシングカー、そして細々としたパーツの数々。ここにも、徹底して体系化してやまないドイツ魂を見る思いがした。
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州立博物館へも行く。ベラスケス、モネ、ルーベンスなど、おびただしい絵画のコレクション。最後は走るように見て回るしかなかった。


ユースへ戻り、夕食にする。相席の女性がオランダ人で、オランダの自転車事情を聞いてうらやましい限りだった。この国へも是非行ってみたい。いつか必ず!


朝、ガイドツアーを申し込み、ステッドラーというおばちゃんの案内でシュトゥトガルトの中心街を見て回る。訪れた教会ではたまたま結婚式をやっており、古い教会に映えるウェディング・ドレスが印象的だった。
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その後、民族博物館へ。日本の茶室もあり、楽しめる内容だが、例によってあまりの展示数にヘトヘト。


鉄道でウルムへ行く。ジャーマン・レール・パスは、その日の日付を書き込み、回ってきた車掌にパンチを入れてもらうシステム。車掌が来なければ、いち日得することになる。
ウルムはアインシュタインの生まれた街。まずは駅近くのホテルを探して荷物を降ろす。早速、世界一高い「ミュンスター大聖堂」に登ってみることにした。
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ケルンの大聖堂が一番高いと思っていた。768段の階段を延々と登るのだが、段々と周囲の壁が薄くなってくる感じで脚がすくんでくる。風の強い最上階へ。赤い屋根の街を一望だ。さらに訪れたのは「漁師の一角」というまさに裏道大好き人間のおざっち好みの場所。1433年建設の傾いた宿があり、しかし中は近代的な設備なのである。伝統を重んじながら、暮らしやすさも追い求めるドイツのカタチがここにもあった。
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トップの写真は、、、ウーム、どこで撮ったのか思い出せないが、セピア色に変色しているところを見ると、昔の写真らしい。そして、水平飛行しているから当然、、、。(連日、下ネタ書いてるような気がしますが、、、)
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by ozawa-sh | 2010-05-23 21:35 | Comments(4)

ドイツ旅日記3 思索の国ドイツで、おざっちも考えた

コブレンツで滞在。夜中にノドが乾き、水は無いし、自動販売機というものはドイツに無いので、やむなく水道水を飲むことにした。海外で水道水を飲むのは厳禁だが、どうにもこうにもノドがカラカラだった。後になってお腹を壊さないか心配だったが、結局どうもなかった。街を散策。まず訪れたのは、「ドイチェス・エック(ドイツの角)」。
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父なるライン川と、母なるモーゼル川の合流地点(写真、右がライン、左がモーゼル。モーゼル川の左岸には素敵なキャンプ場もある)。先端には巨大なヴィルヘルム1世の像が立っている。残念ながら先端部分が工事中であった。とにかく寒い。日本の真冬並みだ。
次に行ったのは、「シェンゲルの泉」と呼ばれる小僧の像。さんざん探したあげくに市庁舎の裏あたりに見つけた。
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ガイドブックに書いてあるとおり、突然水を吹きかけてくるのが面白い。由来はよく分からない。


IC特急に乗り、ハイデルベルクへ2時間の鉄道の旅。自転車がそのまま電車に積み込めるドイツでは、たくさんのサイクリストがホームで待っており、車内にも専用のスペースが設けられている。自転車は決してメーカー品でもなくボロいが、かなりの年寄りまでもが楽しんでいる。コースも専用道はおろか、一般道にも生け垣ひとつをへだてて自転車道が併設されているのがほとんどで、こんな環境がすごくうらやましい。
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沿線の風景は、ずーっと富良野か美瑛のように、ゆるやかな丘が続く。タンポポの絨毯が延々と広がる。小麦畑の向こうには赤い屋根の小さな街があり、街の真ん中には必ずトンガリ屋根の教会が建っている。なんだか日本が遠く感じる。
地図とにらめっこしながら、目的のホテルに到着。道路と反対側の部屋で、シーンと静かだった。窓を開けると聖霊協会の尖塔から聞こえてくる鐘の音。ガラーン、ガラーン、、、といくつもの鐘の音が重なり合い、街中を包む。大きな街なのに、鳥の声もたくさん聞こえてくる。荷物を置き、観光客の多いハウプト通りを歩く。


翌日。この街にもう一泊する気になり、同じホテルに連泊することにした。カール・テオドール橋(アルテ橋)を渡り、少し登ってゲーテも歩いたという「哲学の道」へ。
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以前歩いた時は、もっと細い道だったような気がするが。眼下にはネッカー川の流れと対岸にはハイデルベルク城を望むことができる。日本でもそうだが、たいがいの街は物流の動脈だった川周辺に発達している。川があり、教会があり、城跡があり、赤い屋根の家々があるこの風景は、完成されている。街の情景や雰囲気が、思索の場を作る。
再びアルテ橋を渡り、城に登ってみる。
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さきほど歩いた哲学の道も川向こうに見えている。城内にある「薬事博物館」にも入ってみる。関係する諸物を徹底的に蒐集し、分析して提示するという精神を見てとれる展示内容には、ただただ感心するばかり。ハウプト通りで、ベトナム料理店に入った。ドイツ料理に飽きた、というわけではないが、ちょっと変化が欲しかった。タイ料理より、ベトナム料理の方が口に合うかも、と思った。


ホテルに帰る途中で、この旅行中で最も印象的なことがあった。宿の近くにピーター教会というのがあって、その前を過ぎようとすると、なにやら人が入っていく。夕刻のお祈りかなと思い、連られて入っていくと、どうやら演奏会のようだ。「え!?」と思い、配られているプログラムを見ると、バッハの「ブランデンブルグ協奏曲」と「オーボエとバイオリンの為のコンチェルト」だった。もう迷わず入場券を買い、教会の中の席に着いた。普段着の老人達が楽しそうに待っている。やがて演奏者が現れ、演奏を始める。高い宗教画が描かれた天井に、極上の音が広がっていく。宗教音楽はやはりこういう場でこそ演奏されるべきだと、その時ハッキリ分かった。ドイツに来て、こういうところでバロック音楽を聴くことができるなんて、夢のようであった。ラッキーのひとことである。


上手な街作りと、そこに暮らす人々の環境に合わせた暮らし方。つくづくドイツ人に生まれたかったおざっちであった。
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by ozawa-sh | 2010-05-23 13:03 | Comments(0)

ドイツ旅日記2 モノをガッチリ作る国

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温泉保養地、ヴィスバーデンで朝を迎えた3日目。ホテルの前の石畳をベンツやアウディやワーゲンやポルシェが走っていく。あ、さすがにポルシェは少なかったけど、、。どの建物もそうだが、石造りのガッチリした家の中に騒音が入ってくることはない。それに、今回泊まったどのホテルにも、室内にクーラーというものがなく、ボクの嫌いな「ブーン」という音が皆無。しかし温水を通すヒーターは完備されていて、前の晩に洗濯しておいた干し物は、これに掛けておけば、ひと晩で乾いてしまう。あ、ここで旅のヒントを、、。シャワーを浴びる時は、パンツに石鹸をつけて洗うべし。体と下着が両方きれいに洗えて、一挙両得。
トイレは日本では当たり前になった「ウォシュレット」を、一度も目にすることがなかった。そして有料トイレが多く(50セント、つまり70円くらい)、公共の建物や電車の中、レストランなど、タダのところがあればすかさず入るようにした。男子の便器は高い位置にあり、ボクは大丈夫だったが、背の低い人は背伸びして用を足さねばならない。
ドアは重厚な作りで、ほとんど体当たりする感じで開かねばならない。建築に限らず、家具やら調度品など、すべてをガッチリ作って長く使うドイツ人気質を見ることができる。
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あ、こんなモノ↑にもこだわりを感じたねえ。


DB(ドイチェ・バーン)に乗る時、駅で「どこそこへ行きたいんだけど」と言うと、希望の時間に沿ったプランを即座にプリントアウトしてくれる。
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乗り換え時間、プラットフォームの番線などが見やすく書いてある。ただし、意外に列車の時間は不正確であった。
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ホテルからライン川下りの港まで距離があったので、タクシーで行くことに。しばらく待っていると、大きな船が横付けした。乗り込み、早速デッキへ行って船旅を楽しむことに。しかし、気温が低く、風も強かったので、早々と船内に引っ込んだ。ゆったりとしたラウンジで、お茶をしながら次々に両岸に現れる古城の景色を楽しんだ。ライン川は結構流れが速く、ここをカヌーで下っても面白いかもしれない。ただし水質が良くない。
今日はコブレンツまで行く予定だったが、途中で寄港した「ブラウバッハ」という街が、遠目に見てもあまりに美しかったので、ここで下船して一泊することにした。パック旅行では味わえない、まさに気ままな旅である。


まずは宿を決めるべく、街中を歩く。木組みの家が建ち並び美しい町角。
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家には「1358年」などと描いてあり、そんな一軒の民宿に泊まることにした。
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日本では考えられない安さだし、朝食も美味しかった。ドイツの朝食は特にパンが美味しく、チーズやハムも種類が多く、食べ物に関しては今回苦労することがなかったし、逆に楽しみでもあった。特にこのシーズンの南ドイツは「シュパルゲル」つまりホワイトアスパラのシーズンで、毎日腹一杯食べてきた。


街の背後の「マルクスブルグ城」へ登ることにする。説明員が付いたが、ドイツ語なのでさっぱり分からず。大砲があったり、台所、礼拝室、馬屋などを見る。鎧の展示が興味深かった。
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自由自在に鉄を扱う技術は、やはりドイツを感じた。後にアップするシュツットガルトのベンツ博物館でも同じ思いを抱いたが、やはりこの国は、モノ作りの伝統というものが脈々と受け継がれているのだろう。


明けてドイツ滞在4日目。ボン、ケルンへ行く。ボンではベートーベン・ハウスへ。地図を見ながら博物館を探すのだが、分からず、地元の人に尋ねる。どこもそうだが、こっちは大きな看板を出すことがなく、ひっそりと建っているので見つけにくい。街の景観を配慮しているのだろう。館内には直筆の楽譜や関係者の肖像画、ハンマークラビーア、初期のフルート、晩年に使った補聴器などが展示されていた。
ケルンの大聖堂は、駅の地下から出たすぐ目の前にドドドーン!とそびえていた。凝りに凝った石の彫刻。こんな重たいものをどうやって持ち上げ、組み合わせたのだろうと圧倒される。らせん階段を延々と登り、塔の最上階へ。


IC特急でコブレンツへ戻り、投宿。この街はライン川とモーゼル川という大きな川が合流し、発展した街。ここはローマ人が2000年前に作った街で、「コンフルエンテス(合流地点)」ということで名前が付けられたんだとか。明日はこの街を歩き、一気にハイデルベルクへ移動しよう。せっかくジャーマン・レール・パスを買ったんだから、元とらにゃ!
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ええ、ええ。ヘンな日本語で言われなくても室内はどこも極度乾燥してますとも、、。
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by ozawa-sh | 2010-05-22 06:22 | Comments(0)