おざっちの漕ぎコギ日記2

2017年 03月 06日 ( 1 )

おばあは言った。「それ、梅の花やで。」 ~オッサン四人で走った小豆島ツーリング~

f0156359_21522653.jpg

かつて同じ種目で戦ったカヌーの仲間と、小豆島サイクリング(通称「まめいち」)に行ってきた。
リオ五輪で銅メダルをとり、一躍世間に知られるようになったのが、「カヌースラローム カナディアンシングル」。メダリストの羽根田卓也選手はあれ以降テレビに良く出てくるので、どんな競技なのかはかなり知られるようになったが、我々がやっている頃は、超マイナースポーツだった。なので、各地の競技会場で会う選手同士は互いに仲が良かった。
しかし、時の流れとともに現役を引退し、動向がよく分からなくなってしまった。だが、ネットの存在が再び互いを引き寄せることとなった。ただし、今回は図らずも自転車という形で。
そんな中で実現したのが「小豆島一周サイクリング」。四国から参加のホージョーさんも、小豆島ならアクセスがいい。さらに、滋賀からはKenさん、さらにはボクの山・自転車仲間のホリイさんも参加することになり、ここにめでたくオッサン四人の自転車旅が実現する運びとなった。


峠の上で待つのは、かつてのライバル
朝4時半。滋賀からの三人が待ち合わせ場所に集合。ハイエースは三台のロードを楽々と収納し、一路姫路港へと走る。ボクも久しぶりの小豆島だったので、フェリーターミナルへの道に少々とまどう。車をターミナル前の駐車場にとめ、自転車を組み立てて、フェリーの乗船券を往復で買った。すでに乗船が開始されており、早速乗り込んだ。事前にスリッパを渡してくれるサービスぶり(笑)。ビンディングシューズを履いているので、サイクリストにとってはありがたい。我々以外にもまめいちするグループの姿が。
f0156359_2154532.jpg


やがて静かに姫路港を出た船は、家島諸島を通過し、二時間ほどで小豆島の「福田港」に着いた。
f0156359_21543771.jpg


久しぶりの小豆島一周に胸が躍る。天気はうす曇でこの先崩れる予報もない。気温が低めなので、もう少し厚着してきたらよかったと思ったが、走り出してすぐの上り坂で寒さは吹っ飛んだ。
橘峠に向けてヒルクライム。峠の頂上には、ホージョーさんが待っているはずだ。
カーブを曲がったところで、白いウェアのホージョーさんが見えた。なんとも懐かしい姿。全員で握手を交わし、いよいよ小豆島一周がスタートとなる。

岬の灯台で旅気分
しばらく上りが続き、やがて「大角鼻→」の標識を曲がると、細く曲がりくねった道が我々を灯台へと導く。岬が遠く霞んで見える。ボクは死ぬ前に神様からどこかひとつ道を走らせてもらえるなら、迷わずこの道を選ぶだろう。四人で快走する。
遠くに見えていた「風ノ子島」が近づき、岬が近づいたことを教えてくれる。大角鼻灯台も待っていることだろう。そして到着。懐かしい。
灯台は道からすぐ下にあり、沖合いを見るように建っていた。
しばらく休憩し、再び走る。下り基調で小豆島町へと下りていく。
f0156359_21552791.jpg

f0156359_21554787.jpg

f0156359_22162557.jpg


待ってろ、讃岐うどん
島の南側を快調に飛ばす。交通量は多いものの、道路の幅が広くて危険なことはない。「マル金醤油」で、醤油ソフトを味わう。味は、、、。
f0156359_21565778.jpg


オリーブ園から南に伸びる半島を回る予定であったが、今回はパス。なんせ次の町「土庄」にある讃岐うどんの名店へ混雑を避け、12時前には入りたいからだ。頭の中は讃岐うどんのことで一杯。漕ぐ脚にも力が入る。
やがて民家やビルが多くなり、土庄の町へ入る。「渕崎」の交差点を左折し、一路「来家(おいでや)」へ。店内にはまだ人が少なく、すんなりうどんを注文することができた。ボクは「とろろぶっかけ」を注文。これに鶏のから揚げをトッピングし席に座る。
う~む、美味い!さすが讃岐うどん。
f0156359_21574314.jpg

f0156359_21581734.jpg


各自お腹が一杯になり、島の北側へと回っていく。途中で、ギネスブックにも登録されている世界一狭い海峡「土渕海峡」に寄る。
f0156359_21594070.jpg


この頃には気温がかなり高くなってきて、途中で一枚脱ぐ人も。
北側はぐんと車が少なくなる。適度なアップダウンとカーブの連続で、飽きることがない。ここはサイクリストのパラダイスだ。
やがてピンクの花を一杯に咲かせる木を発見。休憩がてら脚を止めた。花びらは桜のようだが、幹は梅だ。全員で「これは梅だ桜だ」とやっていると、近くで座っていたおばあさんが「それ、梅の花やで!」と声をかけてきた。「ああ、やっぱり」と我々。

大阪城に使われなかった残石に、往時をしのぶ
やがて、道の駅「大阪城残石資料館」へ。小豆島は今でも石材業が盛んなのだが、大阪城の石垣を作る際にもここから石が切り出された。しかし結局使われずに島に残った石もたくさんある。ここにはそんな資料が展示してあるのだ。このあたりはそんな石切で賑わい、当時町ができて遊郭もあったのだとか。小さな道の駅で、いちご大福をいただく。ほうじ茶を出してくれた。
f0156359_2205885.jpg


やがて大規模に掘削された石切の現場前を通過する。小豆島は今でも石の島である。
f0156359_2211925.jpg


そしてゴール
いくつかのアップダウンを繰り返し、段々脚に疲労がたまる。前後が離れ、峠の頂上で待つ。海の向こうには本州側がうっすらと見える。旅気分はこんなときにも味わえる。
f0156359_2215163.jpg


やがて最後の下りとなり、ゴールの福田港に到着。総距離は約75キロだった。ホージョーさんはここからさらに草壁のフェリーターミナルまで自走となり、そこから高松へ帰る。いつかまた一緒に走ることを約束し、全員で握手し分かれた。
帰りのフェリー。ボクはリクライニングシートでぐっすり寝てしまった。
f0156359_2223854.jpg

f0156359_2225737.jpg

f0156359_2231448.jpg

[PR]