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おざっちの笛吹き日記

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絶景に会いに行く

快晴の土曜日。午前中は家の用事をする。思ったより時間がかかり、終わったのが11時半。すぐに着替えてMTBに飛び乗る。今日は「氷室林道」を走ろうと、一路なぎさ公園を走る。浜大津港の噴水前でオニギリを食べていると、目の前のビアンカの甲板になにやら人々が座っている。見ていると、「新郎新婦のご入場です」とアナウンスがあり、船室より、二人が登場。花嫁の白いウェディングドレスが、秋の透明な光に一層輝いていた。


小関越え、山科疎水べりを走る。乾燥し、冷えた空気がなんとも気持ちいい。マシンも調子いいのだが、唯一チェーンがマイクロロンのはずなのに、きしみ音が少しする。やはり専用のオイルを差してやった方がいいみたいだ。九条山を越え、京都市内に入る。裏道から平安神宮前に出る。たくさんの観光客。すぐに鴨川にぶつかり、右岸の河川敷公園を北上する。楽器を練習する人、サッカーをする少年チーム、ペタングをやってる人、釣り人、肩を組むアベック、ジョギング、、、まあ、様々な人たちが晴れた土曜の午後を楽しんでいる。植物園の北側を通る北山通りに出、西へ。玄琢から鷹ケ峯へ。光悦寺前を通過し、然林坊からいよいよ京見峠の坂を上り始める。


「熊出没注意!」の看板が見えてきたら、峠の茶屋はもうすぐだ。しかしこの時点ですでに日が傾き始め、少々あせる。「氷室分かれ」を左に行くと杉坂を経て周山街道にぶつかるが、ボクは右のきつい上りを漕ぐ。ここで珍しくハイカーと遭遇。一気にダウンヒルして氷室の集落に出る。シーンとした雰囲気がいい。


ようやく舗装路にお別れし、いよいよ林道に入る。山の北側斜面となり、天気が良い日でも真っ暗である。しかしコースは極上。大津から長い距離を走ってくるのは、この道を走りたいから。適度にカーブし、全体に下り基調。ハイカーもまったく遭遇しない。そしていつもは押している、きつい下りを、今日は下見をしてから思い切って乗って行ってみた。うまくクリアできた。路面がドライなことも行けた理由だろう。


船山の下に出、こんな日は眺望が良いのは間違いないので、押して上がる。五山の送り火のうち、舟形はこの山である。最後は砂利道となり、汗だくで船のマストの先端に到着した。眼下には京都市内が一望!絶景である。右大文字も大パノラマだが、この舟山も負けず劣らずのパノラマが楽しめる。山頂にいたハイカーと話しをしたあと、山を下り、帰途についた。
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by ozawa-sh | 2008-11-01 21:37