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おざっちの笛吹き日記

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久しぶりにジテツー、阪神淡路大震災以来かな?

会社まで自転車で行った。月に一度くらい土曜日出勤があるのだが、明日のエクステラの脚慣らしとして行った。ジテツーで一番考えなければならないのは、いかにしてコッソリとバイクを職場に持ち込むのか、ということ。土曜日は出勤者もほとんどいないハズなので、エレベータで上がり、目の前の仕事場にササッと隠れるようにして入れば問題はなさそう。また、ウェアの問題も考えておかねばならない。つまり通勤途上ではストラーダのオレンジジャージは目立つから安全なのだが、いったん社内に入れば、逆に目立ってほしくない。そこで、バッグにできるだけ小さくなる普段着を入れ、出動することにした。


所要時間を1時間ちょっとと見積もり、家を出発。快晴の空の下を走る。なぎさ公園より浜大津、三井寺を過ぎ、小関越えを上り始める。スカルペルは本当に漕ぎが軽い。やがて峠の頂上が見えてきた。するとそこに脇にリカンベントを置いて休憩する中年の男性が。「この峠はよく来るんですけど、リカンベントは初めてです」と話しかけてみた。実際、上りに弱いリカンベントでこの坂はかなりきついだろう。その男性はハンドルネームで「こうが」さんと言い、しばらく自転車談義に華が咲いた。ボクは出勤時間があるので、その場で別れたが、ホームページを持っておられるので、帰宅してからチェックした。かなりのリカンベントフリーク、しかもボクと同じようなコースを走っておられるので、面白い。


山科疎水べりを走る。路面は新しく細かい砂利を入れたらしく、「ザー」っと音がして、たくさん散歩しているジジババがよけてくれるのがありがたい。三条通りから九条山を越えて京都市内へと入っていく。気温がかなり上昇してきた。平安神宮の大鳥居をくぐれば、やがて会社が近づいてくる。妙に心臓がドキドキしてきた。


裏門に到着。真っ直ぐエレベーターへと向かう。幸い誰もいないぞ。いつもなら脇の階段を上っていくのだが、、。そういえば、レース翌日で疲れている時、エレベーターで上がろうとすると、こういう時に限って社長が乗り込んでくるんだよなあ、、。「あれっ、おざっち君、今日は階段と違うの?」なんて言われて。「あ、今日はちょっとー」とか言って、、。
小さなエレベータなので、バイクを立てて乗り込む。7階を押す。扉が開く。コソッと、仕事場のドアを開けようとしたその瞬間、、「あーらー!!!」と女性の声が!見つかってしまった。やっぱり。見ると、土曜日だっちゅうのに、結構な数出社している。そんな人たちがボクを見るために集まってきた。もうヒミツのジテツーはあきらめたのであった。その中のひとり、なおちゃんが、なんと和服ではないか。お互いを指さしながら、「今日はコスプレデーやなあ!」


汗びっしょりのボクは、まずは愛車を立てかけ、さっそくバッグから服を取り出し、パーテーションの陰で真っ裸になって着替えた。職場にバイクを持ち込んだのはボクが初めてかもしれないけど、職場で真っ裸になったのも初めてかもしれんなあ。今日は記録づくめの日なのである。


仕事は土曜とあって、さすがにヒマであった。しかも眠気がひんぱんに襲ってくる。それと闘いながらの一日であった。帰宅する時も、エレベータ前で皆さんのお見送りを受け、まるでボクの退職の日みたいだなあと思った。
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by ozawa-sh | 2008-06-14 20:59