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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

サクラチル

一面に散った桜の絨毯の上を走って出勤。先日まで枝だけだったのに、ツボミが付き、ふくらみ、満開になり、今はもう葉桜となりにけり、、。次の季節へと移ろっていく、この早さ。そして、自然は次の準備を怠りなく、どんなに微細な細胞レベルにまで手を抜かない周到さ。温暖化で気温が上昇すれば、きっちりそのしっぺ返しも準備しているそのしたたかさ。ヒトは所詮大自然という神のたなごころの上で弄ばれる存在でしかないのだろうか。


先日行われた「びわ湖トラスト」の発足会。スクリーンに映し出される気温や水温のグラフは、どれもこれも右肩上がりばかり。正直、見たくない現実。そして、ほとんどの人が、自分の代は大丈夫だと思い、政府が、機関が、企業が、どこかのエライ先生が救ってくれると思っている。しかし、温暖化はあるポイントでいきなり加速を増すのではないだろうかという恐怖。自分の生きている間におこるのではないだろうかという不安。いくら自分だけがエコな生活をしても、渋滞する車の列を見ていると、それも無駄な努力のように思われてくる。ここであきらめるのか、人類が滅亡するその直前までがんばるのか。その分かれ道はすでに通り過ぎてしまったような気がするが、せめて自分は悔いのないことをした、と思えるようにしたいと思う。


散りゆく桜を見ながら、ものの哀れを感じてしまったおざっちでした。
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by ozawa-sh | 2008-04-14 21:41