2018年 01月 22日
バッハの贋作?
午後からフルート練。いつもの基礎練をやり、エチュードをさらう。♯が四つの課題曲も、少しずつ指が回るようになってきた。しかし、意識すると間違える。
エチュードが終わり、さてなにを吹こうかなと思いふと思いついたのが、昔どこかで吹いたことのあるバッハのフルートソナタ BWV1020。しかしこの曲、どうやら大バッハが作った曲ではない、というのが学会の定説となっている。でもすごく良い曲だと思う。録音したのだが、ユーチューブにアップするのに、二時間近くかかるので、後日アップすることにした。
先日テレビを見ていたら、バッハの曲についてやっていた。それは、彼の奥さんである「アンナ・マクダレーナ・バッハ」(二番目の妻)が、J.S.Bachの名前でかなりの曲を作曲していたのではないかという説である。有名な「無伴奏チェロ組曲」(ヨーヨーマの演奏)の原本と、アンナの筆跡が酷似していることが判明し、そこからバッハの贋作説が出てきたというわけだ。また、お玉じゃくしの書き方にも、作曲家によってクセがあり、これもアンナの書いたものに似ているとのこと。
なんせ、今から300年も前のことなので、真実は分からないが、夫の書いた譜面を清書していたのは事実だそうで、作曲の素養があったアンナもいつか自分で作曲するようになったのだろうか。
今日録音したBWV1020も、大バッハの贋作だそうだが、アンナが作ったのか、はたまた弟子が作ったものなのか。天国のバッハさん、どうなんでしょう?
by ozawa-sh
| 2018-01-22 23:35