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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

カヤックのちバロック

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高気圧がすっぽりと覆った今日は、絶好のカヤック日和。多分、風もほとんど吹かないだろうと予想した。午後からコンサートに行く予定にしていたので、午前中に漕ぎに行くことに。
スタートは矢橋から。艇を車から降ろし、装備を点検して湖上に出る。おっと、その前にやっておかねばならないことが。それは、カヤックでビワイチをするときに荷物を積むのだが、どれぐらいの荷物を積載できるかを見るために、前後のハッチをはずして容量を測ること。すると、思っていた以上にたくさんの荷物を積めそうな感じ。隔壁から先端まではすべて荷物室として使える。ただし、先端の方の荷物を取り出しづらいので、防水バッグにヒモをつけ、その先をハッチの入り口へ集めておけば簡単に取り出せる。
こうやってハッチ内部をマジマジと見るのは初めてだが、カーボンケブラーの織物が美しい模様を描いている。
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↑バウハッチ
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↑スターンハッチ

静かな湖面にカヤックを浮かべ、パドルを使って乗り込む。離岸し、まずは競艇場の方向へバウを向けて漕ぎ出す。この瞬間が好きだ。

今日はバス釣りのボートやヨットがたくさん出ており、注意して漕がねばならない。左方向からミシガンも迫ってくる。しばらく様子を見ていたら、旧琵琶湖ホテル方面へと向きを変えたので、ボクもまた漕ぎ始める。
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競艇場に到着し、防波壁に沿って漕ぎ、今度は琵琶湖ホール方面目指して漕ぐ。湖岸から100mほどをピッチを上げて漕ぐ。釣りをする人、ジョギングやランニングの人、語らう人、、、陸上では週末をそれぞれに楽しんでいる人たちが見える。

プリンスホテル下に到着し、しばらく休憩。ゆったりと湖面に浮かぶ。わずかに風が吹いてユラユラ揺れる。
やがて対岸を目指して漕ぎ出す。目標はパナソニックリゾート。昔からある施設だが、湖面からよく目立つので、ボクはいつもこの建物を目印にしている。
元の場所に到着。今日はすばらしいパドリングを楽しむことができた。




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さて、午後からは膳所の「フィガロホール」で、バロック音楽のコンサート。昨日急に招待券をいただいたので、急遽行くことにした次第。自転車で行くことにする。
二本のオーボエとファゴット、通奏低音の組み合わせで、バロックの名曲を演奏する。このフィガロホールは、個人が立てたホールで、100人ほどのキャパ。こじんまりとして、室内楽にうってつけのホールである。いずれも素晴らしい演奏者で、聴衆を魅惑する。しかし途中でハプニング。突然演奏が止まってしまったのだ。どうやら誰かが小節を飛ばしてしまったらしい。しかしすぐに再開した。こういうプロの演奏では珍しい。
ファゴットソナタもあったのだが、演奏が終わり、奏者は肩で息をしていたのだが、この楽器を連続で演奏するのはかなりハードなようだ。

コンサートが終わり、外に出る。自転車の鍵をはずし、再び湖岸を走って帰宅した。すっかり日が傾き、秋の気配。良い一日。
by ozawa-sh | 2017-09-30 21:13