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おざっちの笛吹き日記

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多くのサイクリストが琵琶湖を回った

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今年も行われた、「びわ湖一周ロングライド」。ボクの自転車に取り付けているメーターでは、最終157キロの距離だったが、初心者にとってはかなりの距離だと思う。途中、車道を走るところもかなりあり、チャレンジしがいのあるイベントである。
ボクは、今年も「先導車」というビブを着ての参加。といっても、スタート間もないしばらくの間は集団の先頭を走るものの、すぐに前後のグループと混じってしまい、単なる目印?みたいな存在になってしまう。まあ、自分たちが走っていることで参加者がなんとなく心強く感じてくれればそれでいいのだろう。
今年の参加者は約1700名。県内以外からも多くの自転車ファンが参加していると聞く。
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早朝2時半起床。まだ真っ暗だ。できるだけ朝食を腹に詰め込み、車に自転車を積んでスタート地点となる長浜公園へ向かった。彦根から湖周道路へ出、長浜へ。スタート地点に向かうサイクリストが、ヘッドランプを点けて走っている。外気温マイナス1度と、かなり寒い。
車を公園の少し先の駐車場にとめ、自転車を下ろして会場へ向かう。寒い。ボランティアの皆と合流し、スタートを待つ。長浜のシンボルキャラクター「秀吉くん」もスタートアーチで愛嬌を振りまいている。三日月知事もサイクリストとして来ている。
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東の空が白々と明け、長い列が徐々に見えてくる。そして時間となり、グループごとにスタートしていく。長い旅の始まりだ。スタートして約40分後、ボクもスタートを切る。後には数十名の人たちが続く。
長浜城を見ながら湖岸道路に出てしばらくすると、前後のグループが混じり合い、どうなっているのか分からなくなる。まあ毎年のことなんだけど。脚をクルクル回して体を早く暖めようとするが、なかなか暖まらない。水上のカモの群れが空に飛び立っていく。対岸が遠く霞んで見え、あそこまで走るのか~と思う。
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右手に真っ白な伊吹山。そして山本山が見えてくると「尾上」だ。「片山トンネル」をくぐり、木之本へと入っていく。やがて「賤ヶ岳トンネル」。狭い歩道を走るので、気が抜けないところ。車の音も恐怖を煽る。ここを抜けると、やがて最初のエイドステーション「あぢかまの里」だ。すでにたくさんの参加者が到着していて、ドリンクやコロッケ、オニギリを食べて休憩している。
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「岩熊トンネル」に近づく。コース上で一番長い上り坂かもしれない。道ばたには、除雪した黒い雪が山積みになっている。今日は良い天気で本当によかった。
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海津大崎の湖岸を走る。カーブを曲がるたびに、白く雪をかぶった函館山や赤坂山が美しい。ここ数日感じていた腰の痛みもさほど感じなくなり、好調だ。自分の親が亡くなった年齢に近づいてきているのに、まだこうやって元気に走れることに感謝する。
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「マキノ」を過ぎ、「今津」へ。たくさんのサイクリストが長い列をなし、ゴールを目指す。ボクはもうビワイチを何回やっているんだろう。初めてやったのは、この地に来てすぐだったかな。「補給」とか、水分を摂ることの重要性なってことをなにも知らず、真夏にひとりでやったことを思い出す。最後はもうまったく力が出なくなり、ヘロヘロになって帰宅した記憶がある。

第二エイドステーション「びわ湖こどもの国」に到着。補給食をもらうために長い列を並んでいると、ボクの前の女性がふとこちらを振り返った。なんと昔一緒にカヌーをやっていた人だった。その旦那さんもおり、なんとも偶然にビックリ。しばし話しこんでしまった。

「萩の浜」から国道161号を走る。「比良」が近づき、以前テレビで紹介されていた「駅長さん」に立ち寄ってみた。ここのおばちゃんが美味しいおはぎを作るということで、よく紹介されているのだ。ひと口食べると、う~ん確かに美味しい。適度な塩加減も効いている。
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少し元気になり、さらに走る。この頃から右ひざが痛くなり始めた。半月板の裏のあたり。ペダルを踏み込むたびにしくっとした痛みだ。まだ半分の行程しか来ていないのに大丈夫だろうか。
大津市に入り交通量が多くなる。やがて琵琶湖大橋が見えてくる。我々のようによくビワイチをやっている者にとって、ここがゴールという感覚があるので、今回のようにさらに長浜まで走るというのは、ちょっとウンザリする。
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橋の一番高いところでは、大勢の参加者が写真を撮っていた。ボクは横をすり抜け、橋を渡って第三エイドである「鮎家の郷」を目指す。12時を過ぎ、かなりお腹がすいてきた。
毎年のようにカレーがふるまわれ、美味しく食べた。かなりの休憩をとった後また出発。ヒザもなんとか痛みがひどくならずにきている。

近江八幡休暇村さらに50キロほど湖東の道を走り、彦根を過ぎ、長浜にゴール!さすがに遠かったなあ。
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by ozawa-sh | 2017-03-13 12:30