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おざっちの笛吹き日記

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爆風の中、ビワイチ!

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昔のカヌー仲間、Kenさんとビワイチ(北湖)してきた。このところずっと晴れの天気が続いていたので、今日も天気の心配は全然してなかったのだが、強風を通り越して「爆風」と言うにふさわしい強烈な風が吹き荒れた。帰宅してからテレビを見たら、「木枯らし1号」が吹きました、と言っており、天気図は西高東低の冬型の気圧配置。なるほど、そのせいであんな強風が吹いたのかと納得。
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Kenさんはビワイチは初めてだし、今まで70キロくらいが最長距離だったそうで、今回のこの距離はまさに未体験ゾーンとなる。そしてこの風も未体験だったから、まさに未体験だらけだったのである。ボクも一度淡路島で強烈な風に見舞われた経験があるが、今回はそれを上回った。しかも海の風と違い、琵琶湖の風というのは急に方向が変わるので、ハンドルを持つ手や腕がすごく疲れた。神経もすごく疲れた。
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朝8時に米プラザを出発。まずは琵琶湖大橋を渡り、反時計回りに回る。車道を走ると危ないので、自転車道(本来は堤防なんだとか)を走ることにする。マイアミ浜では、折しも関西シクロクロスをやっていた。休暇村からまた湖周道路(県道559号)に出て、北上する。風は増々強くなり、足元をすくわれるような強さ。ふらつくので、横を通る車に気を使う。彦根を通過し、長浜へ。琵琶湖は真っ白になり、まるで台風が接近した海のように、盛大な水しぶきを上げていた。長浜の大仏も、強風を避けるかのように琵琶湖に背を向けていた(笑)
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予定よりかなり遅くなったが、道の駅「湖北みずどりステーション」に丁度12時に到着したので、ここでお昼とする。アツアツのタコ焼きが美味しかった。バイクスタンドが設けられ、ロードがたくさんかけてあった。これから北上する人は大変である。って、我々もそうなんだけど(笑) 遠くに伊吹山が見える。またこの爆風に向かって走るのかと思うと、気分はブルーだった(笑) 果たして、海津のあたりまで行けば、追い風になるのだろうか。
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尾上のトンネルをくぐり、木之本方面へと走る。相変わらず風がすごく、体力・気力を消耗していく。トンネルに入ると、真っ暗。出口の明かりだけを頼りに走る。そしてトンネルを出ると、眼下に琵琶湖のすばらしい眺めが。湖面がキラキラと輝く。三月のビワイチのイベントは、やはりこのコースを通らせてあげたいなあ。
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塩津から入り組んだ湾沿いの道を走る。方向が変わるたびに、追い風になったり、向かい風になったり忙しい。しかし、走るのが少し楽になってきたので、快調に飛ばす。透明な空気の中を走り抜けるのは、やはりロードの醍醐味である。

海津大崎を抜ければ、いよいよ南下することになるのだが、やはりまだ向かい風が吹く。負けずにペダルを漕ぐ。マキノを過ぎ、高島へ。ほぼ追い風に乗り、距離をかせぐ。しかし、日が傾きかけてきて、到着時間が気になりだす。他のサイクリストを追い越し、先を急ぐ。やがて白髭神社を通過。北小松あたりから、旧道を走る。比良、蓬莱、和邇と過ぎ、小野を過ぎればゴールは目の前。渋滞する車の脇を慎重に通り抜ける。脚はもう攣りそうだった。しかし、琵琶湖を2周するなんてすごいなあ。
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琵琶湖大橋への信号を左折し、ゴールは間近。無事ビワイチを終えられる感動にひたりながらゴール!メーターは丁度150キロを示していた。
今日は爆風のせいで厳しいビワイチとなったが、それだけに思い出に残るビワイチとなった。
by ozawa-sh | 2015-10-25 22:48