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おざっちの笛吹き日記

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アメリカ旅行記 ~あこがれのヨセミテへ~

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ジョン・ミューアという人をご存じだろうか?元はスコットランドに生まれた作家で、後に一家でアメリカへ移住している。シェラネバダ山脈や今回訪れたヨセミテの自然保護に関わり、シェラクラブを創設している。アウトドアをやる人ならたいてい持っている、富士山をさかさまにしたような「シェラカップ」は、このクラブが自然保護運動を進める上での資金とするために販売されたもの。
そんなアウトドアの聖地とも言えるヨセミテに、いつかは行ってみたいと思っていたのだが、今回の旅でそれを実現することができた。しかも、三日間というボクにとっては思ってもみないほどのスケジュールを娘夫婦が組んでくれたおかげで、ヨセミテをじっくり堪能することができた。



16日(三日目)
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ミニバンをレンタルし、飼い犬Ozzieも後に乗せてヨセミテへ向かう。
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ハイウェイの途中で出会うトラックは皆長くて大きく、かっこいい。大型のキャンピングカーや、自転車を載せた車もたくさん走っている。州道120号線は、最初広々とした平野だったが、徐々に山がちとなり、やがて森の中を走るようになる。しかし、このあたりは、最近大規模な山火事があったとのことで、走れども走れども、ず~っと木が枯れている。

ヨセミテの入り口でお金を払い、公園内部へ入っていく。あこがれのヨセミテへ遂に来たんだという感動が湧いてくる。車を置き、歩いていくとまずは「エルキャピタン」の一枚岩の壁が立ちはだかる。下から1000m以上、垂直に聳え立つ様は圧倒的だ。ロッククライマーにとっての聖地だ。
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続くは、「ブライダル ヴェール」。風にあおられまるで花嫁のヴェールのように見える。滝の下まで歩いていくと風圧がすごい。ヨセミテにはこんな滝がたくさんある。岸壁と滝と森林の織りなす風景は忘れることができない。
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ヨセミテ近くのnature’s innというログハウスに投宿。愛想の良い女主人。食事も良かった。夜は少し暑く、ノドの乾きで何度か夜中に起きた。

17日(4日目)
車を降り、センティニアル・ドームへのトレールを歩く。おわんを伏せたような岩山だが、簡単に登れる。山頂で昼食にした。遠くに雪をかぶったシェラネバダ山脈。手前にハーフドームの姿が。
さらにトレールを歩き、ハーフドームを見るための特等席「グレイシャー・ポイント」へ。観光客がたくさんいて、写真を撮っている。はるか下方には、ヨセミテビレッジやミラーレイクが見える。
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車の途中に「トンネル・ビュー」というポイントがあり、ここからはヨセミテの全貌を見ることができる。言葉では書けないほどのすばらしさ。
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巨大なジャイアントセコイアで有名な「マリポサ・グローブ」へ車で移動。この木は、世界最大の生物として知られる。中でも「グリズリー。ジャイアント」の木は迫力満点。
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広大な眺め、巨大な木、そしてゆっくり散策する人々。アメリカの良さを肌で感じた一日だった。nature’s inn泊。

18日(5日目)
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ホテルのデッキで朝食。クリームチーズとブルーベリーをはさんだフレンチトーストがすごく美味しかった。
今日もヨセミテへ。川下りをする。ラフティングのスタート地点へ。簡単なレクチャーを受けたら、ライフジャケットとパドルを受け取り、自分でラフトをスタートポイントまで歩く。これが思った以上に重たく、難儀した。
サラサラ~とした簡単な瀬があるだけの川下り。しかし両サイドには次々と岸壁が現れる。途中の中州にボートを上げ、昼食とした。目の前をグリーンの水が流れる。実に美しい。

そして二時間ほどのラフティングを終え、バスでスタート地点へ戻った。その後ロングドライブでサンフランシスコへと戻った。夜はアパート近くのレストランで食事。
by ozawa-sh | 2014-06-02 21:28