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おざっちの笛吹き日記

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ブラスの響き

ベルリンフェイルのトップ金管奏者だけのアンサンブルを聴きに行ってきた。
午前中にスイミングをやっておこうと、イトマンへ行く。しかし、ストレッチしているときに、また腰が痛くなり、少し泳いだり水中ウォークしただけで、すぐに帰宅した。昨日のロードでは大丈夫だったのになあ。やっぱり治りかけは大事をとらないといけないようだ。
そんなことで、北山にある京都コンサートホールへは、腰をさすりさすり行く有様。自業自得である。

しかし、このコンサートは以前から絶対に行ってみたかったから、這ってでも行くのだ。世界最高峰のブラスの響き。それがどれだけ素晴らしいものなのか、もう行く前からワクワクであった。
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7時の開演時間となり、場内のざわめきが急に収まる。ステージだけが明るくなり、そこに12人の奏者が登場した。一曲目は、パーセルのアリアから。トランペットが静かに歌い出す。その第一音を聞いただけで、鳥肌が立つ思い。トロンボーンがかぶせて音を出す。さらにホルンが合わせ、チューバが確かな低音部を支える。ワ~ン、としたハーモニーがホールを満たす。いや~、来てよかった!と、この時点で思った。
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いつもなら多少眠くなったりするものだが、今日の演奏は最後まで聴衆を飽きさせない。トランペットの美しい弱音、そして高らかに奏でるハイトーン。転がすような金管のトリルの切れの良さ。5本のトロンボーンのキラキラと輝くスライド管の躍動。全楽器がフォルテッシモで耳を圧倒するときの高揚感。
最後は、グレン・ミラーのメドレーだったが、アンコールの拍手が鳴りやまず、二曲ほどやった。最後はスタンディングオベーション。ボクも腰の痛みを忘れて立ち上がって拍手した。
いや~、本当に素晴らしいコンサートだった。

さて、明日からはしばらくまた運動は控えて、養生したいと思う。今はだいぶましになったけど。
by ozawa-sh | 2013-07-08 23:55