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おざっちの笛吹き日記

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JOY BIKE「よし笛ロード・安土ツアー」

今年二回目のJOYBIKEは、近江八幡と安土周辺を巡るツアー。好天に恵まれ、帰省していた我が息子も含めた四名が参加してくれた。
まずはよし笛ロードの入り口となる農道から、八幡山の裾野を走る暗い道を行く。どこからか聞こえるウグイスの鳴き声。さらにヨシが一面に生い茂る地帯を走る。適度に曲がりくねりながら続く快適な道。
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安土の市街に入り、安土街道の左右にある湧水を見る。写真は「北川湧水」。水が湧いているその上に小さな祠があり、この地域の住民に今も大切にされていることが分かる。
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踏切を渡ってしばらく行くと、住友の大番頭、「伊庭貞剛」の四男「伊庭慎吉」の家があり、ラッキーなことに、今日は中を公開していた。この建築物は近江兄弟社を興した、メレル・ヴォーリーズの設計になるもので、和洋を折衷した様式が美しい。さらにすぐ近くの「沙沙貴神社」を見た。全国の佐々木姓の発祥の地である。もうしばらくすると、「ナンジャモンジャの木」に真っ白な花が咲くのだが、今日はピンクの花が咲いていた。古い歴史があるだけに、境内には色々と見どころがあって、細かくみていけば、面白そうな神社であった。
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ひとつ小さな峠を越えると、「近江風土記の丘」に入ってくる。快適に続くよし笛ロード。さらに走ると、「安土城跡」がある。昔は入場無料だったが、今は500円となっている。歩けるシューズに履き替え、傾斜のきつい石段を上る。やがて城跡に出て、琵琶湖、その手前に大中干拓地を見下ろすことができる。空を見上げれば、今はなにもないこの空間に、信長や家康、秀吉がいたことが、不思議な感覚を呼び覚ます。
西の湖を見下ろす広場にて、皆で昼食とした。目の前には「総見寺」の三重塔がある。最後は自分が神になってしまった信長の夢の跡である。
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山を下り、次は能登川の水車を目指す。空にはのどかなヒバリの声。
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川に沿って走れば、やがて琵琶湖の大きな風景が広がる。通称「おばけ浜」に沿って快適に走る。とても気持ちの良い道だ。
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ひとつ小さな峠を越えれば、「近江八幡国民休暇村」だ。ここらは右に琵琶湖を見ながら、細かいアップダウンとカーブが続く道を走る。木陰の多い、快適な道。
そして駐車場に全員無事に到着。総距離40キロの適度なコースだった。近江の国の美しい自然と、古い歴史の中を走るこのコースは、サイクリングの楽しさが凝縮された、すばらしいコースだと再認識した一日だった。
by ozawa-sh | 2013-05-04 22:21