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おざっちの笛吹き日記

ozatti.exblog.jp

ボクの一人東京旅日記。

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「従兄妹会」なるものをやるので、東京へ行ってきた。例によって、新幹線とホテルがパックになった格安ツアーを利用することに。
(初日)
さすが格安ツアーだけあって、早朝指定ガラガラの新幹線に乗る。座席を倒し、ウトウトしている間に「トーキョー トーキョー」のアナウンス。いや~、新幹線って早い!そしてメチャ重たいスポーツバッグを引きずりながら東京駅に降り立った。夏以来だ。
その重たいバッグの中身とは?

前回は大学時代の笛仲間と合奏するためだったが、なんと!今回もその笛仲間と合奏するのだ。で、楽器や楽譜もたんまり持ってきた。それがメチャ重たい。
東西線の大手町まで地下を延々と歩く。案内板だけが頼り。
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車窓からはスカイツリーが遠くに見えた。
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行徳にて彼と合流。団地の集会所を借りてくれたとのことで、行ってみた。早速楽器を組み立て、少し音出しをしてからデュエットをやる。まずはバッハの長男、フリーデマンの曲から。彼とは昔から合わせているから、気心がしれていてよく音が合う。演奏の合間にお互いのことなどの話もして時間がたちまち過ぎていく。次から次へとデュエット曲をやってみる。その間に、団地の音楽仲間も聞きにきたりして、ちょっと緊張する。
昼食を挟み、約6時間。途中、彼の奥さんのヴァイオリンでトリオソナタもやってみたり。
終われば外は真っ暗になっており、ボクはホテルへ帰らねばならない。ディナーも一緒に食べ、次回は関西へ来て合奏しようと再開を約して別れた。
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茅場町駅近くのビジネスホテルに投宿。


(二日目)
11時に新宿駅で待ち合わせの約束。なのでホテルのチェックアウトはゆっくり。東京の地下鉄路線図を見ながら、どうやって新宿まで行こうか作戦(?)を考える。結局大手町で丸の内線に乗り換えることにした。東京の地下はややこしい。階段を上がったり下がったり。
で、新宿に到着。う~む、南口ってどこだ?さんざん迷い、何人かに訪ねてやっとこさ南口に到着。ところが改札口前はすんごい人。そのうち従兄妹から電話がかかってきて、居場所を確認。なんせ初めて会う人なので、顔を見ても分からないだろうと、ボクは赤いハンカチを持っていると約束していた。待っている間、オジサンは赤いハンカチをヒラヒラさせてキョロキョロしていた。
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60年の時を経て、初めて会う血の繋がった従兄妹。なんか不思議な感じ。
予約してあるレストランへ。
「美濃吉」は掘りごたつの落ち着いた個室で、48階の窓からは新宿御苑を一望することができる。
前酒で乾杯し、色々と話が始まる。さすがに血縁関係があるためなのか、この頃までにはすっかり打ち解けてしまった。アルバムや家系図なども用意してきてくれ、これを中心に話がはずむ。
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これ、ボクの父。
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こっちの人はその兄。つまりボクの叔父。(東京大空襲で亡くなった。歯医者だったそう)
こんな写真は初めて見た。

家系図は実に興味深い。そして従兄妹からはそれぞれの人たちについて色々なエピソードを聞くことができた。そういう人たちがいて、ボクという人間が今いるのだ。その不思議さを感じた。


再会を約束し、新宿駅で皆とお別れする。「親族」というものを実感した一日だった。
東京駅に戻り新幹線に乗った。途中少しピンクに染まった富士山がクッキリ見え、なぜかちょっぴり寂しい気分だった。
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by ozawa-sh | 2011-12-24 23:14