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おざっちの笛吹き日記

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JOY BIKE「氷室林道MTBツアー」

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爽やかな風が、秋を感じさせる一日。JOY BIKE「氷室林道MTBツアー」を実施した。「氷室」という地名は、各地にあるが、今回訪ねた氷室は、その昔、冬に作った氷を夏まで保存し、朝廷に献上したといういわれのある場所。

台風が通過したので、山の中はかなりぬかるんでいるのでは、と心配ししたが、思ったほどではなかったので、ホッとした。また、林道に入るためには、「京見峠」という長い坂を上らねばならず、果たして上り切ることができるだろうかと、これまた心配した。

さて、集合地点である京都御所に集合したのは、11名の方たち。オフロードをまだあまり走ったことがない人も多く、中には参加者の一人ケイちゃんに至っては、「昨日納車したばかりなんです~」という超初心者もいて、ガイドのおざっちは朝から頭が痛かった(笑)。
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準備が整い、まずは御所の砂利道を走り、丸太町に出る。鴨川に突き当たり、河川敷を北上。この道で、オフロードに少し慣れてもらう予定。途中のちょっとしたコブを使って、簡単なレクチャーも行った。右手に比叡山がクッキリと見え、今日は本当に空気がクリア。出町から植物園を右に見て北山通をくぐり、上賀茂橋で上の車道に出た。ここから東へと住宅街を抜けていく。

「玄琢」に出た。ここには秀吉が作らせた「御土居」を見ることができる。しばらく上りが続き、上り切ったところで駐車場にバイクを停め、「常照寺」へ入った。実は、勘違いをしていて、ここが当初考えていた「源光庵」だと思っていた。しかし、このお寺もなかなか良いお寺った。紅葉の時期はすごい人出だそうだが、こんな古都の古寺を、紅葉の時期に訪れてみたいものだ。
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「然林房」を右折し、いよいよ問題の「京見峠」。クネクネとカーブを繰り返しながら峠を目指す。途中には「熊出没注意!」の看板が。しかし、皆で走れば恐くない。ペチャクチャおしゃべりしながらゆったりペースで上っていくと、知らない間に峠茶屋に到着してしまった。あれ~、今までこれほど短く感じたことはなかったなあ。

休憩後、氷室への最後の上りにかかるが、傾斜は一段と急になる。
さて、ここからがつづら折れの下り坂。気を付けて下りていく。そして氷室の里に到着。予定より早く到着したので、氷室の跡を見に行くことにした。穂がびっしりと実った稲の波を見ながら、氷室に到着。と言っても、なんの変哲もないただの穴があるだけ。ここで昔の人は金より高価だと言われた氷を作ったと想像すると、感慨深いものがある。
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元に戻り、林道入り口でちょっと早い昼食にした。道の真ん中に座って食べたオニギリを食べる。ススキと、青く高い空が秋を感じさせる。
さて、昼食後はいよいよ本格的なオフロードを走る。みなさんの期待と不安が伝わってくる。簡易舗装が途切れ、でこぼこの山道が始まる。石がゴロゴロし、木の枝なども散乱しているので、少し前の状況を読みながら自分の進路を決めていく。
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ガレた下りを慎重に下っていく。ここで転倒者がひとり!前述の超初心者ケイちゃん。ああ~新車がぁ~!残りの人たちも、ブレーキをかけながら下りてくる。

ひとまず坂は終了し、快適なシングルトラックを走る。意外にも、台風の影響がほとんどなく、路面はしっかり締まっていた。この道を通って氷が運ばれたのであろうか。参加者もオフロードに慣れてきて、土の感触を感じながら楽しんで走っているようだ。途中、きつい下りがあり、ここは押したり乗ったりしながら通過。立ち入り禁止になった船山のふもとを通過し、ゴルフ場を突っ切って市街地に出てきた。

帰りは再び鴨川の河原を走ったが、緩い下り、そして追い風と、気持ちよく走ることができた。そして御所に無事帰還。途中でパンクが一度あったが、大きなトラブルもなく、予定より早い到着だった。
by ozawa-sh | 2011-09-23 21:55