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おざっちの笛吹き日記

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沖の白石へ

本格的にシーカヤックを漕ぐのなんて、何年ぶりだろうか。今日はカヌーのイベントを手がけるナチャラのビワゴンさんのお誘いで、「沖の白石」を目指すツーリングに参加した。沖の白石というのは、「琵琶湖のヘソ」と言われるとのことで、湖のほぼ中心に位置する小さな島だ。長年滋賀県に住んでいて、しかもカヌーをやっていたのに、行ったことがない。これは絶好のチャンス!とばかりウキウキしながら車を走らせた。先日知り合ったharmattanさんもお誘いしている。彼はベニヤで自作したカヤックで、まだそれほど長距離を乗っておらず、今回はまさに冒険の旅となることだろう。
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柳川緑地公園に集合したのは、総勢6名のおじさん達。ボクはシーカヤックを持っていないので、レンタルである。久しぶりのカヤックなので、え〜っと、下になにを着ようかな?準備に手間取る。気温が低かったので、最後はドライスーツを着た。「あの木の枝の間に見えるでしょ!?」とビワゴンさん。よ〜く目を凝らすと、ボンヤリとゴマ粒のように島影が浮かんでいる。あんなに遠くまで行くのか〜!と内心思った。水の上は距離感がよく分からない。今日の琵琶湖は、うねりはあるものの、カヤックにかぶるような波はなく、折り返してからは、鏡のようなナギ状態となった。


全員がそろい、いよいよ漕ぎ出す。片道約7キロの道のりだ。左手前方には比良の山並みが白く輝いている。
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あれほど遠くにあった白石だが、漕ぎ進むに従って徐々にその形が大きくなってくる。光の加減か、黒くなったり、白くなったりする。
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かなり近づいたように思うが、ビワゴンさんが「あと700mくらいです」とのこと。harmattanさんも快調に飛ばしている。自作のフネで、これだけ走ればすばらしい。
で、ついに憧れの沖の白石直下へとやってきた。
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その形は、約15mほどのドーム状で、真ん中が垂直に割れたような絶壁になっている。なかなか存在感のある岩である。その中の水路を通ってみる。
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やや波があり、岩に打ち付けているがたいしたことはない。ボクはオシッコがしたくなり、上陸し用を足した。ついでに岩の上から写真をパチリ。
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しばらく沖の白石と遊び、帰路についた。冬の日が傾き、逆光に映えるパドラーのシルエットが美しい。出発地点は分かりづらかったが、背後に見える二本の煙突を目指して漕いだ。最後に少し波風が出たが、ゴールを間近にして気持の良いパドリングを続けた。そして2時間半ほどのシーカヤックの旅は終了した。
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着替えを済ませ、カヤックを車に積んだら、ビワゴンさんの用意してくれたゼンザイをいただく。まあ美味しかったこと!
by ozawa-sh | 2011-01-09 22:38