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おざっちの笛吹き日記

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JOY BIKE しまなみ海道ツアー

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今年で2回目を迎えたJOY BIKE「しまなみ海道サイクリング」。日程のかげんで梅雨真っ最中での開催となった。


集合地点の旅館「一休」に集まった方は14名。荷物を部屋に置き、早速着替えて出発の準備。この時点ではまだ曇り空。しかし尾道に向けてスタートして間もなく、非情にも雨が降ってきた。雨が上がることを願いながら、橋への緩い傾斜のアプローチを上っていく。そして生口島大橋を渡る。いつもなら瀬戸内のすばらしい風景が広がるのだが、今日はガスっており、橋の向こう側さえ霞んでいる。
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「因島」に入り、再びアプローチを下り、島の西側を走る。予定では「はっさく大福」の店に立ち寄るつもりにしていたのだが、雨がきつく、今回はパス。ひたすら向島の尾道ラーメンの店を目指した。途中で寒いということで、女性二人が伴走車に乗ることになった。
全員がびしょ濡れになって、目的地の「ラーメン タケ」に到着。注文した熱々のラーメンをすする。その瞬間、懐かしいラーメンの味が口一杯に広がる。うーむ、これが「尾道ラーメン」なのか。続いて予定では、近くの「後藤鉱泉所のサイダー」を飲みに行く予定だったのだが、この天候ではその気になれず、残念ながら折り返して宿に帰ることにした。サイダーとはっさく大福は次回必ずリベンジしよう!
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宿に帰り、まずはお風呂に入って一息。各自ゆっくりしていただいた後、お楽しみの夕食の時間。ビールで乾杯し、タイの活け造りからタコメシ、鍋など、美味しい料理でお腹一杯になった。その後もしばらく話がはずみ、楽しいひとときを過ごした。


明けて二日目。眼が覚めてまず気になったのが空模様。外を散歩しながら空を見上げる。夕べの予報では九州で大雨とのことで、最悪の場合も考えていたが、曇ってはいるものの雨は降っていない。なんとか晴れてほしいと願うばかり。出発の準備も整い、今治へ向けて走り始めた。昨夜到着した方も合流し、今日は14台という長い列を連ねてのツーリングとなった。
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宿を出、しばらくは海岸線を走る。願いが通じたのか、あるいは参加者の中の「晴れ女」が功を奏したのか(笑)、徐々に天候が回復してきた。遠く「多々羅大橋」が見えてきた。なんと、今までに見たことのない絶景が広がる。橋のたもとに雲がたなびき、瀬戸内海の島々の背景には青空さえ広がっている。海の色がコバルトブルーに光り輝く。休憩するたびに参加者がカメラを構えている。緩いアプローチはミカン畑の中を通り抜け、徐々に高度を上げるに従って風景が広がってくる。そして橋を渡り、次の島である「大三島」へ。時速25キロくらいをキープしながら、海岸線を走る。


そして「伯方島」へ渡る。橋を下りたところに大型船のドックがあり、その横を通るのだが、船のパーツや巨大なドック、クレーンなど、普段あまり目にすることのない風景に圧倒される。そして道の駅「マリンオアシスはかた」で休憩。ここにはオススメの「塩ソフト」があり、全員がソフトをペロペロ嘗めながらビーチサイドでまったりした。


今治に一番近く、しまなみ海道で一番大きな島「大島」へ駒を進める。まずは「村上水軍博物館」へ。一息ついたら、島の東側へ出る。ここからはアップダウンが連続するややハードなコースとなるが、海岸線の絶壁の高いところを走るので、すばらしいサイクリングが味わえる。しかし初心者の方にとっては厳しいコースとなったようだ。特に「江越峠」の最後の急坂は斜度があり、途中から押す方も。汗ビッショリになりながら皆の声援を受けて上り切った。


最後の坂「名駒峠」を上る。そろそろ参加者の皆さんに疲労が押し寄せ、必死に漕いで上がる。全員がそろい、一気のダウンヒル。風を受けながら前方を見ると、しまなみ海道の中で一番長い「来島海峡大橋」が遠望できた。これを渡れば今治となり、四国に上陸である。ついにここまでやってきた。橋のたもとの道の駅で「じゃこてん」を食べ、橋を見上げてみる。


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ループ状のアプローチをグルグルと上るたびに、眼下には来島海峡の雄大な風景が広がってくる。まさに絶景。そしてついに四国上陸!自分の脚で本州から四国へ渡ったのだ。橋のたもとの「糸山サイクリングターミナル」にて昼食。ここが結構美味しく、アタリであった。


さて、時間も押している。来島海峡大橋を渡り返し、生口島の宿を目指す。往路より楽な道を通るが、やはり疲れもピーク。ハンドルに取り付けたスピードメーターのアベレージ速度も徐々に下がってくる。そして5時半、車の置いてある宿に到着。宿のおばちゃんからたくさんのレモンやミカンをお土産にもらった。


隣の大三島にある「多々羅温泉」でサッパリした後、島の反対側へうわさの「大漁」へ行くことに。海鮮どんぶりが380円!とバカ安で、しかも美味い。お腹を減らした参加者の皆さんの箸が進む。


JOY BIKEしまなみ海道サイクリングはこうして無事に終了した。Mさんが思わぬところでコケて少しヒジにケガをしたが、幸いたいしたことがなくホッと一息、という場面もあったが、これだけの人数が走ってパンクもなく、メカトラも無かった。初日に雨が降ったものの、二日目は見事に晴れ、かえって印象深いサイクリングとなった。参加者の皆さんも和気藹々といった雰囲気で、本当に楽しいイベントになった。
色々と情報を提供していただいたエミコさんに感謝。
by ozawa-sh | 2010-07-05 21:34