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おざっちの笛吹き日記

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帰ってきたぜチェンライ 3日目

(三日目 レース初日)
5時半起床。バイキングレストランへ行くと、夕べ遅く到着した成田組の人たちが皿を手にしている。彼らと再会を喜び合う。ブログ仲間の酉コちゃんやあずねえ、さらには春ちゃんなどの女性ライダーにも会えて、うれしくなる。また、夫婦連れで毎年参加する人や、輪工房の店長やその仲間たちとの再会も楽しみである。この大会の素敵なところは、参加するたびに、こういうたくさんの仲間と出会えることだし、新たな仲間ができることだ。そんな中で、今回は三重県の津から参加のムラセご夫婦と知り合うことができたのだが、最後のステージでとんでもないアクシデントがあり、彼らと同じ便で帰ることができなかった。これは後で書こうと思う。


部屋へ帰り、ストラーダジャージを着て装備を身につける。さていよいよ、という気分になる。体調はベストではなかったが、ここまで来たらベストを尽くすだけ。棄権することになっても悔いはないだろう。ホテルの正面にスタートゲートが設けられ、選手が続々と集まってくる。今年は少し人数が少ないらしい。さて、ボクの出る50歳以上の部は、と見ると、9名が参加。例年になく多い。せめて真ん中以上の成績は残したいところだが、、。


高校生による火の踊りがあり、知事の挨拶と続く。チェンライ県の知事までが挨拶に来るというこの大会はそんなにビッグなんだろうか?8時きっかりとなり、いよいよスタート。まずはリエゾン区間としてホテルからチェンライ市内を通り、SS1のスタート地点へと向かう。カラフルなMTB集団が、パトカーの先導で走る姿はなかなか絵になる。走りながらここでもたくさんの人たちと話すことができた。スタート地点に到着し、トイレに行ってその時を待つ。やがて我々の順番となり、列に並んだ。最近は地元タイの選手がレベルアップしており、今年も勝てそうにない雰囲気。まあ、このスタートラインに無事立てたことでよしとせねばならない。


カウントダウンされ、スタートする。まずは牧場の中を走る。すぐに先頭集団に離され、ひとりで走ることになる。しかし焦らず走ることにする。いつもこの最初のステージの終盤で脚をつるので、今回はそれをクリアすることがひとつの目標である。スピードコースを飛ばす。カーブしているところは浮き砂があり、タイヤをとられないように注意して走る。今回は転がり抵抗の少ないラーセンTTをチョイス。まずまずのグリップ力を感じる。田園風景の中を走る。この風景も素晴らしい。途中、上りの路面がえぐれたポイントで足を付こうとして転び、尻を打つ。


やがて舗装路だが急勾配の長い道が続く。いやになるほど長く、厳しい道だ。やがて高床式の民家が軒を並べる山岳民族の集落を通過し、牛の糞をよけながら先へ進む。何度かのきつい坂をがんばって上る。ハンドルを引く上半身の貧弱さを痛感する。今年の課題だ。やがて目の前に激坂が姿を現す。もう「壁」と言っていいくらいの勾配で、最初から押すことにする。以前は坂の上から子ども達が駆け下りてきて、バイクを押してくれ、ボクもあらかじめプレゼントの文房具を用意していったものだが、近代化したのか最近はそれもない。ジリジリと背中を日が照りつける中、ヒイヒイ言いながら押す。ようやく上にあった集落に到着し、再び山の中を押したり走ったりして高度が上がり、山並みを見晴るかすトレールを走る。そして最後は下りとなり、平地に出てゴールへと駆ける。


毎年恒例の足攣りもなく、まずは無事にSS1を走り切った。広い公園でケータリングランチを食べるのだが、ここにもタイ飯が出る。しかし今回は「カオラン」という竹に包まれたココナッツ味のもち米が出て、これがボクにはとても美味しかった。1時間後、SS2がスタートする。その頃になってゴールする女子選手もいて、ちょっと可愛そうだった。


さて、SS2は20分足らずのショートコース。疲れた体でどこまで走れるのか。しかし思った以上に飛ばせて、結果は3位だった。今回はゆっくり行くつもりが、思わず切れてしまうボクだった。でも、それだけ調子が戻ってきた証拠かもしれない。


レースが終わり、エレファントライド。初めての時はうれしかったが、正直、乗り心地が良いとは言えず、おまけにMTBを持ったままの姿勢で揺れをいなすのは大変だ。象で川を渡り、高速ボートに乗り換える。コック川を下りながら、全員が居眠りしてしまった。気がつけばホテルの前。船から上がり、部屋に戻り、バイクをザッと洗ってシャワーを浴びた。


夕食は「タイ料理3日でギブアップ組」のごっちとつっつんの3人で、ナイトバザール近くの店でピザを堪能。あまりの多さにビックリ。Lサイズなんか頼むんじゃなかったと後悔。でも、久しぶりの「西洋料理」で内蔵が喜んでいた。トゥクトゥクでホテルへ帰り、今夜も爆睡であった。
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by ozawa-sh | 2009-02-10 23:56